Nicolò Zaniolo RomaGetty Images

昨秋じん帯断裂の伊代表ザニオーロ、EURO2020は絶望か…コロナ感染で回復に遅れ

ローマに所属するイタリア代表MFニコロ・ザニオーロは、今夏のEURO2020を欠場する可能性が高まった。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が9日、報じた。

2018-19シーズンにインテルからローマへ移籍すると、チャンピオンズリーグで躍動して大ブレイクを果たしたザニオーロ。しかし昨年1月に右ひざ前十字じん帯断裂の重傷を負って長期離脱を余儀なくされた。半年後にピッチに復帰したザニオーロだったが、昨年9月に今度は左ひざ前十字じん帯を断裂。再び戦列から離れることになった。

ローマMFは、新型コロナウイルスの影響により1年間の延期となり、今夏に開催されるEURO2020での復帰を目指してリハビリに取り組んできたが、大会への出場は極めて厳しくなりつつある。ザニオーロは2日前、執刀医の診察を受けると、自身のコロナ感染によりリハビリが3週間遅れた結果、回復予定日が「4~6週間」ずれ込むことが判明。このためチーム合流までに、これから約1カ月を要し、さらに実戦復帰となるとシーズン終了後の来月末となる可能性も懸念されている。

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ザニオーロは、「残念だが、僕の目標は来年のワールドカップになる」とコメント。ターゲットを2022年カタール・ワールドカップへとシフトしたことを伝えた。一方、イタリア代表指揮官のロベルト・マンチーニは、ザニオーロの復帰の遅れを認めつつ、現時点でローマMFを除外しない意向を示した。

「もう少し待ちたい。ただ、7割無理だということは分かっている。ニコロは落ち着いて欲しい。これから長いキャリアが待っている。健康が最も重要であり、無理は禁物だ。彼の価値は十分に分かっているので、彼のことはギリギリまで追うつもりだ」

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