2019-11-23 Zaccheroni AlbertoGetty Images

ザッケローニ氏が古巣愛を強調「ミランが死ぬほど好き」自身のレッテルに反論も

元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が7日、Twitch(ツイッチ)上のミラン公式チャンネルにゲスト出演し、古巣ミランについて語った。

ザック氏はかつて、セリエAのビッグクラブの指揮官を歴任。1998年から指揮を執ったミランでは、就任1年目にしてスクデットを獲得した経験を持つ。そんな元日本代表監督は、今シーズンのセリエAで、全勝のルチアーノ・スパレッティ率いるナポリと首位争いを演じている古巣ミランについて見解を示した。

「ナポリがミランより優れているかどうかは分からない。しかし私はミランが死ぬほど好きだ。ミランは常に11人全員でプレーしている。現在はナポリもそうかもしれないが、ミランはさらに先発の11人だけでなく、途中出場の選手も常に素晴らしいパフォーマンスを見せている。自己評価も高く、自信に満ちて、雰囲気は最高だ。優勝するためのすべての材料がそろっている」

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「ナポリは非常に良いプレーを見せている。それにルチアーノ・スパレッティは1年目が恐ろしい。彼が1年目に失敗したことはほぼない。どこへ行っても良い成績を残している。ルチアーノは良い監督だよ。ただミランの方がよりチームとしてまとまっている」

■“3バックの指揮官”のレッテルに反論

またザッケローニ氏は、自身が“3バックを推進する指揮官”としてレッテルを貼られていたことについて、異議を唱えた。

「私が3バックを押し付けているかのように言われたが、実際は違う。私は選手の獲得を要望したことがない。そこでチームにいる選手たちを深く正確に分析した。それから選手たちの特徴を引き出せるようなプロジェクトを作った」

「特に違いを作り出せる数少ない選手の欠点を隠し、長所を引き出せるようにした。そもそも3バックは優先事項ではなく結果。最初に取り組んだのはFW勢だった。当時、(オリヴァー)ビアホフやもう若くなかった(ジョージ)ウェア、フィジカルトラブルを抱えていた(ズヴォニミール)ボバンやレオナルドらは全員、相手ゴールの近くでプレーする必要があった。彼らに50メートルの距離をカバーさせるわけにはいかない。FW3人を常にゴール前でプレーさせる方法は、世界で1つしかない。背後に中盤の選手4名を並べることだ。GKを除けば、DFに使える選手は3人になる」

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