Zlatan Ibrahimovic, AC Milan 2020-21Getty

イブラを“特別扱い”のミランにザック氏が疑問「私なら反対。他の選手は満足してない」

元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、24日付のイタリア紙『イル・ジョルナーレ』のインタビューに応じ、ミランFWズラタン・イブラヒモヴィッチなどについて語った。

かつて2014年ブラジル・ワールドカップで日本代表の指揮を執ったザッケローニ氏は、過去にセリエAのビッグクラブの指揮官を歴任。1998年から2001年まで率いたミランでは、就任1年目にしてスクデットを獲得する快挙を達成した。そんなザック氏は、古巣ミランについて言及。チームのリーダーでもある39歳のイブラヒモヴィッチを“特別扱い”する姿勢に疑問を呈した。

ミランは今シーズン、リーグ首位を走るなど快進撃を見せていたが、ここ2週間はパフォーマンスが低下。首位陥落し、公式戦4戦勝利なしと不調に陥った。そんな中、イブラヒモヴィッチは来週ミラノから約300km離れたサンレモにおいて、音楽祭のゲストとして5夜連続でTV生出演することが発表されている。かねてよりイブラヒモヴィッチを絶賛してきたザック氏だが、今回の対応を非難した。

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「私は常に、選手を特別扱いすることに反対してきた。私なら送り出すようなことはしなかっただろう。常にこういったことには反対なんだ。チームの監督者である私が決断を下し、選手たちはそれに従わなければならない」

「もしある選手が、他の選手との扱いの違いに気づき始めたら、リスペクトのために口には出さないかもしれないが、心の中では満足しているはずがない。扱いが違うのは感じるはずだからね。違いは契約書の中身だけにしておくべきだ。もちろん、ミラン内部の問題ではあるが、これが私の指揮官としての視点だ」

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