2020-10-02 Nagatomo MarseilleGetty Images

長友佑都が語る日本の課題と現代サッカーの潮流「フィジカルの強いチームに勝つには…」

日本代表DF長友佑都が、リモート取材に応じた。

7日に行われたFIFAワールドカップカタール2022 アジア2次予選で、タジキスタン代表に4-1と勝利した日本代表。次戦は11日、キリンチャレンジカップでセルビア代表と対戦する。

今回の活動では唯一の欧州勢との対戦。直近ではUEFAネーションズリーグが始まった関係もあって欧州勢と対戦する機会が減っているが、長友は今回の対戦を生かしたいと語った。

「欧州と南米とか区切るのはそこまで好きではないんですが、とにかくワールドカップを見据えて相手がどう来るだとか状況を見ながら、自分たちが積み重ねてきたサッカーを出せればいいかなと思います」

「(セルビアは)テクニックもありますが、フィジカル的に優れた選手が多い。今までの2次予選とは全く違うサッカーになってくると思いますし、厳しい試合になる。相手が厳しいからこそ、自分たちの立ち位置というのをしっかり考えて戦いたい」

「そこは日本サッカーの課題だと思います。フィジカル的に上回られるチームと戦った時に、どういった強みで活路を見出せるか。もちろん目の前で戦わなければいけない場面はくるし、そこでは強さを発揮しなければいけない。でもその前に、しっかりと目の前の相手より勝っている、勝負させないという状況にするポジショニングだったりとかは常に1人1人がしていかないと、フィジカルの強いチームには勝てないと思います」

「欧州だろうがどこだろうが、相手のサッカーを見極めて、自分たちの強みを生かして戦うことを考えなければいけないなと」

また代表戦の開催地についても問われると、日本に招くのではなく、ヨーロッパで戦うことも大切だと訴えている。

「もちろんヨーロッパで強豪国と戦いたいですね。日本でもヨーロッパで戦っている選手がたくさんいるし、移動的な面でも負担が軽減されます。ヨーロッパでやることで、お互いベストな状態でやれるんじゃないかなと。やっぱりヨーロッパでやるのと、日本に相手を呼んでやるのは、もちろん自分たちのコンディションもそうだし、特に相手のモチベーションという意味ではすごく違うと思います」

これまでインテルやガラタサライ、マルセイユと欧州トップクラスで長く戦ってきた長友。現代サッカー界の潮流を以下のように分析した。

「とにかくアスリート型になっているかなと。やっぱりサッカーがフィジカル指向になっているなというのは感じていて、あとは戦術的にかなりレベルが高くなってきている。僕のポジションであるサイドバックでいうと、今まで縦にだけ動くような仕事を求められてきたんですが、今ではやっぱり中でスペースを創ったりとか、前の選手をいかに生かすかということを求められるので、すごく変わってきたなと思います。僕も自分のプレーを研究したりとか、トップトップの選手を研究しながら、日々過ごしています。前を生かすも殺すもサイドバックの立ち位置で決まってくるので、2人3人と相手の意識を自分に向けられるような絶妙なポジショニングをとっていかないと、サイドバックとしても世界で活躍できないと思いますし、それが世界のスタンダードだと思います」

そして、開幕迫るEURO(ユーロ)2020については「すごく楽しみ」と前置きしつつ、「日本のサッカーと世界のサッカーの違いが分かるような、そこを分析できるのは自分としてもすごく楽しみです。何といっても日本サッカーのレベルが上がってほしいので、その目線で世界のレベルの高いサッカーを見たいし、常に見ています。彼らの意識を日本のサッカーにどうつなげるか。育成も含めて、そういう目線で見るのが非常に楽しみです」と語っている。

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