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元日本代表MF小林祐希、韓国2部リーグでの挑戦をスタート

韓国2部・ソウルイーランドFCは7月1日、元日本代表MF小林祐希(登録名:Yuki)を獲得した。

小林はこれまで東京ヴェルディやジュビロ磐田などで活躍。2016年から2019年までは、オランダのヘーレンフェーンでプレーし、3シーズンにわたりチームの主力選手として牽引。その後はベルギー、カタールを経て、Kリーグ2部にたどり着いた。

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その経歴から、Kリーグ1部のクラブやJリーグのクラブ、欧州クラブなどが興味を示していただけに、ソウルイーランドを選んだことは驚きとともに伝えられた。小林はその理由をこのように説明している。

「ソウルイーランドがとても熱心だったので、それが心に響き、入団を決めました。今はまだシーズンの半ばなので、早く適応できるように頑張ります。Kリーグは経験したことがありませんが、Jリーグと似ているところがたくさんあります。慣れるのはそれほど難しくないと思います。今シーズンの目標である1部への昇格に向けて、チームを盛り上げていきたいと思います」

これまでKリーグでは30人の日本人選手がプレー。特に2019年に導入されるアジア人クォーター制度以降は、Kリーグのクラブが外国人選手3人に加えてアジア人選手1人を加えることができるようになったため、日本人選手を契約することに前向きになってきた。

セルヒオ・エスクデロはいい例だ。彼は2012年にFCソウルでプレーし、Kリーグ王者になった。2018年には蔚山現代でプレーし、カップ戦準優勝を経験。これまでKリーグでは100試合に出場し、17ゴール15アシストを記録している。

今季のKリーグでは他に7人の日本人選手が登録されている。邦本宜裕、西翼といった選手はそれぞれの中心クラブで活躍している。

小林は19日の金泉尚武FC戦で新天地デビュー。試合後には記者会見に出席し、デビュー戦について「何の心配もプレッシャーもない」と語った。

yuki-kobayashi(C) Seoul E-Land FC

「日本の選手がKリーグで活躍できなかったのは、Kリーグの選手のフィジカルやパワーが高いレベルにあるからです。そのためにしっかりと準備をしなければなりません。今日はディフェンシブにプレーしました。もっとオフェンシブにプレーできるように準備します。自分の長所やボールタッチを見せようとしていました。今後はもっと良くなるでしょう」

「もし僕が次の本田圭佑だったら、海外リーグでもっとレベルの高いプレーをしていたかもしれませんね(笑)。負担は全くありません。本田選手に似ているところもありますが、僕は後ろからボールをつなぐスタイルなので。本田選手のようにもっとゴールを決めれば、チームに貢献できると思います。そんなプレーをしたいと思っています」

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