フライブルクが、デンマークのブレンビーに所属するFW鈴木唯人の獲得に近づいているようだ。ドイツ『スカイ』が報じている。
現在23歳の鈴木は、2023年夏に清水エスパルスからブレンビーへ移籍。2022-23シーズン後半はすでにストラスブールへレンタル移籍していたアタッカーで、デンマークでの1シーズン目には11ゴール10アシスト、25日に最終戦を控える今シーズンは12ゴール6アシストと、安定した決定力を示してきた。
そんな鈴木の獲得に乗り出したのは、昨夏にも関心が伝えられていたフライブルク。『スカイ』は18日、独占情報として「ブライスガウのクラブ(フライブルク)は日本代表選手と移籍について合意に達した。鈴木はすでにフライブルクを訪れ、メディカルチェックを済ませた。移籍は今後数日以内に正式に決定となる見通しで、移籍金は700万〜800万ユーロ(約11億4000万~13億円)になるとみられている」と報じた。
また、同メディアは鈴木を「攻撃的な複数のポジションでプレー可能だが、最も得意とするのは右ウイング」と紹介。加えて、来季のヨーロッパリーグ出場権を獲得したフライブルクはブンデスリーガ2部・ヘルタ・ベルリンの22歳FWデリー・シェルハントとは加入において口頭で合意しており、リーグ・ドゥ(フランス2部)トロワに所属する19歳FWシリアック・イリエの加入も決定的だと伝えられている。
なお、フライブルクでは堂安律の今夏の移籍が取りざたされており、鈴木が加入しても2人がチームメイトになるかは不透明な状況だ。一方で、同クラブはホルシュタイン・キールに所属するFW町野修斗の獲得を狙う可能性も報じられており、来季は複数の日本人選手が所属する可能性がある。


