ヴィッセル神戸FW武藤嘉紀は、柏レイソル戦後のフラッシュインタビューでチームに苦言を呈した。
30日に行われた明治安田J1リーグ第37節で、柏と敵地で対戦した神戸。開始5分にCKから失点すると、なかなか追いつけない時間が続き、終盤に獲得したPKも大迫勇也が失敗する。それでも後半アディショナルタイム、CKから最後は武藤嘉紀が押し込むと、VARオンリーレビューの結果、同点弾が認められることに。土壇場で追いつき、1-1で試合を終えた。
これで1ポイントを獲得し、勝ち点を69まで伸ばした神戸。前節終了時点で2位のサンフレッチェ広島との差を暫定で「4」まで広げることに成功し、首位で12月8日のホームでの最終節(vs湘南ベルマーレ)を迎えることになっている。
しかし、柏戦直後に『DAZN』のフラッシュインタビューに応じた武藤嘉紀は、一部選手の姿勢に不満を持っていたようだ。1ポイント獲得できたことを評価しつつも、以下のように苦言を呈している。
「(勝ち点1は)本当に最低限だと思いますけど、これ以上大きな勝ち点1というのは正直存在しないと思うので、次節しっかりと勝って優勝を決めたいと思います」
「正直ラストワンチャンス来るか来ないか、信じきれていない自分もいました。けど、みんなが最後繋いでくれて、こぼれてきた。『必ず決めなきゃいけない』という気持ちで、焦らずに空いているコースに蹴り込めたんじゃないかと思います」
「正直、この重要な一戦で準備がしっかりできていない選手、なんというか、この重要な一戦で地に足がついていない選手というのが存在しましたし、そういった甘さは僕らに一切必要ないので、そこは厳しく言っていかないといけない。僕自身も十分なプレーではなかったので、反省して、次節は圧倒して優勝を決めたいと思います」