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横浜FM、激戦のダービー制して5試合ぶり勝利!降格圏脱出へ前進…横浜FCは5連敗に

明治安田J1リーグは5日に第23節が行われ、横浜FCと横浜F・マリノスが対戦した。

直近4連敗で18位に沈む横浜FC(勝ち点19)と、4試合勝利なし(1分け3敗)で最下位に沈む横浜FM(勝ち点15)。降格圏を抜け出したい両チームによる“横浜ダービー”がニッパツ三ツ沢球技場で行われた。横浜FCでは櫻川ソロモンやルキアンが、横浜FMではアンデルソン・ロペス、エウベル、ヤン・マテウスが前線に並んでいる。

試合はダービーらしく、序盤から両チームとも相手ボックス付近でチャンスを作ると、それぞれサポーターを煽るなどエンジン全開。さらにピッチの至る所で激しい接触も発生するなど、サポーターの大歓声もあって立ち上がりから熱狂的な雰囲気に包まれる。

その後も各エリアで激しい攻防が繰り広げられ、互いにボックス内に侵入するシーンを作るものの、決定的なシュートまでは持ち込めない。前半はこのままスコアレスで折り返す。

後半に入っても、46分に天野純がいきなり決定機を作るなど、激しい攻防は続く。横浜FMは51分にも、天野純のヘッドが枠のわずか左に外れた。一方の横浜FCも、左からのクロスに頭で合わせた山根永遠のシュートはバーに阻まれ、こぼれ球も押し込むことができず。互いに決定機は活かせなかったが、試合はさらに激しさを増していく。

すると76分、横浜FMはボックス内に飛び込んだ渡辺皓太がGK市川暉記と接触すると、PKを獲得。これをアンデルソン・ロペスが冷静に沈め、アウェイチームが大きなリードを手にした。エースはこれが今季2ゴール目となり、サポーターが陣取る逆方向のゴール裏まで走って喜びを爆発させている。

追いかける展開となった横浜FCは、その直後に3選手を交代。状況の打開を図る。しかし横浜FMの守備陣を崩し切るまではいかず、試合はこのまま終了。1点を守りきった横浜FMが1-0でダービーを制した。

この結果、横浜FMは5試合ぶりの勝利を達成。今季4勝目で勝ち点を18まで伸ばし、18位・横浜FCと1ポイント差まで詰め寄った。一方の横浜FCは、これで5連敗となっている。

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