20230520_Inoue(C)Getty images

井上潮音が古巣相手にゴラッソ!山下諒也が狙い通りの追加点!横浜FC、首位・神戸を下し8試合ぶり勝利

明治安田生命J1リーグは6日に第22節が行われ、横浜FCとヴィッセル神戸が対戦した。

リーグ戦7試合勝利なし(3分け4敗)で17位に沈む横浜FCと、5試合負けなし(3勝2分け)で首位を走る神戸がニッパツ三ツ沢球技場で激突。2位の横浜F・マリノスと1ポイント差と激しい優勝争い真っ只中の神戸では、得点ランク首位を走る大迫勇也や武藤嘉紀、山口蛍らが先発した一方で、酒井高徳がメンバーから外れている。

神戸は開始直後から敵陣に押し込んでいき、10分には初瀬亮のFKからボックス内に入ったボールを佐々木大樹が頭で合わせ、この試合最初の決定機を作る。14分には、武藤嘉紀がヘッドを放った。一方の横浜FCは16分、左サイドを突破してカットインした山下諒也のシュートがサイドネットへ。カウンターからチャンスを伺う展開となる。

すると23分に試合が動く。横浜FCは、中盤で2人をかわして前を向いた井上潮音がボックス外から右足を一閃。鋭いシュートがネットに突き刺さった。昨年まで神戸に所属していた25歳が、古巣相手にスーパーゴールで先制点をもたらす。

失点した神戸は29分、武藤嘉紀が鋭いシュートを放つもGK永井堅梧のファインセーブに阻まれる。しかし38分にはカウンターから右サイドを突破され、最後はマルセロ・ヒアンのチャンスを許すなど、安定感に欠く時間が続く。40分、佐々木大樹のクロスに大迫勇也がヘッドで合わせたが、バーに直撃。前半はビハインドで折り返す。

追いつきたい神戸は、50分にCKのこぼれ球をマルセロ・ヒアンに拾われシュートを放たれたが失点は免れる。54分には大迫勇也のクロスに飛び込んだ武藤嘉紀が合わせたが、GKの正面へ。62分、汰木康也に代えてジェアン・パトリッキを投入し、ゴールを目指す。

しかし、次のゴールも横浜FCだった。65分、自陣最終ラインから岩武克弥が敵陣へロングパス。相手DFが目測を見過うと、飛び出した山下諒也がGKとの一対一を冷静に制した。狙い通りの展開で、ホームチームがリードを2点に広げる。

さらに横浜FCは77分、ボックス内で小川慶治朗が倒されてPKを獲得。しかし、伊藤翔のキックはGK前川黛也にストップされ、3点目とはならなかった。それでも、前に出る神戸を相手にリードを守りきり、2-0で勝利を飾っている。

この結果、首位チームを撃破した横浜FCは、リーグ戦8試合ぶりの勝利を掴んだ。一方の神戸は、6試合ぶりの黒星となっている。

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