バルセロナFWラミン・ヤマルのゴールシーンについて、『The Athletic』が絶賛している。
12日に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝で、レアル・マドリーとのクラシコに挑んだバルセロナ。開始直後に失点したものの、22分にロベルト・レヴァンドフスキのパスに抜け出したヤマルが相手を引き付けながら冷静に逆サイドへネットに流し込み、同点弾を奪う。ここから48分までに一気に4ゴールを奪うと、60分に追加点を許したものの、5-2で大勝。今季初タイトルを獲得した。
15歳でのトップチームデビューから、この得点が公式戦74試合で15ゴール目となったヤマル。そしてこの17歳が奪った同点弾について、『The Athletic』のアナンタージット・ラグラマン記者は「ヤマル、メッシを真似する」と題して以下のように綴っている。
「賢いポジショニングから2人のDFの間をスラロームしながら走り抜け、GKの届かない場所へ左足で逆方向にシュート……。ヤマルはこれまであまりこうした形でゴールを決めていなかった。カットインした場合はファーにカーブをかけたシュートを狙うことが多い」
「このゴールを見た人の中で、ある既視感を覚えた人がいるのも当然だろう。バルセロナのファンは以前にも見ていたはずだ。2017年にサンティアゴ・ベルナベウで行われたあの有名なエル・クラシコ(2017年4月24日:3-2)、リオネル・メッシはイヴァン・ラキティッチのパスを受け、2度のタックルをかわしてGKケイロル・ナバスの届かない場所へ同点弾を流し込んでいる」
「そう、ヤマルはあのメッシのフィニッシュを再現したのだ。デビュー直後から、彼はどうしてもメッシとの比較は避けられないものとなった。だがこうした瞬間は、それが今後も続くことを意味している。これは最高の意味で、“メッシらしい”ゴールだった」
15歳でのトップチームデビューから、常にメッシと比較されてきたヤマル。公式戦778試合出場672ゴールと歴史的な記録を打ち立てた偉大なレジェンドのように、バルセロナの歴史に名を刻む存在となれるのだろうか。さらなる活躍に期待が集まっている。
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