中断中のプレミアリーグで9位と苦しんでいるアーセナル。昨年12月に就任したミケル・アルテタ体制でも勝ち点を積み重ねることに苦しんでいる。とはいえ、選手やサポーターからのアルテタの支持率は高く、4位チェルシーとの勝ち点差は8ポイントとチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内入りもまだまだ可能性を残している状況だ。
果たして、その支持通りアルテタ体制のアーセナルはウナイ・エメリ体制から改善されているのか。データ会社『Opta』が、復権への道を進もうとしているアーセナルの現状をxGの指標を基に、とりわけ守備面に焦点をあてて検証する。
(Opta Sports)
アルテタが監督に就任して以降、アーセナルファンの機嫌は上々だ。同監督の合理的な方針及び明快なコミュニケーション手法により、エメリ前監督の時に生じていたピッチ内外の混乱が改善されたことも要因の一つである。
同チームのパフォーマンスも向上しているように見えるが、その根底にあるものは結果である。 勝利に勝るものはない。一方で、結果に注目し過ぎて、内容そのものに目がいかなくなり、現状を見落とすこともある。
順位上では今季も例年と同様、浮き沈みを経験しているガナーズ。そこでOptaは独自の指標であるゴール期待値(xG)を使って、アルテタ就任前後の同クラブの変化を検証する。
■xGで見る改善の必要性

ゴール期待値(xG)とは決定機をベースに生み出された指標である。これまで記録された300,000本以上のシュートを基に、本来期待できたゴール及び失点を示す数値。これを実際に記録された成績と比較することにより、それが期待通りのものだったか、あるいは上下していたかを比較できる。
エメリ率いるアーセナルは昨季、22試合連続無敗の記録を打ち立てた。この間のxGは21得点だったが、実際に記録されたゴール数はこれを大きく上回る33点だった。しかし、後にシュートが防がれたり、ゴールの枠を外れたりして得点ペースは減少し、結果的には5位フィニッシュでチャンピオンズリーグ出場権を逃している。
一方、アルテタが昨年12月に就任して以降、初采配からの公式戦15試合でアーセナルが記録した1試合平均失点数は0.8点。これはエメリ時の同1.45点を大きく下回っている。被シュート数もエメリ時に記録した1試合平均15.8本から、12.5本と減少した。
解任された昨年11月29日まで、今季公式戦20試合でチームを指揮したエメリ時のxG失点数は28で、実際に記録されたのは29。これは予測された数値とほとんど同じだ。一方、アルテタ就任以降の15試合でのxG失点数は20だが、実際には12失点と期待値を大きく下回っている。
もちろん対戦クラブの決定的なミス、バーンリーのジェイ・ロドリゲスやエヴァートンのドミニク・カルヴァート=ルーウィン、ウェストハムのマイケル・アントニオ等の決定機逸の影響がある。GKのベルント・レノの好守により、敗戦が引き分け、引き分けが勝利に結びついたとも言えるだろう。
裏を返せば、本来の予測値であるxG失点数に近づけば、成績が下降してしまうという見方もできる。xGの数値は今後を予測するという意味では、クラブにとって指標となる。実際にアーセナルはデータ会社を所有していて、これらを活用。時には運に助けられることもあれば、結果は伴っていても数値上では改善されていないことも把握できる。
データ上では、新体制でもアーセナルのディフェンスは飛躍的に向上しているわけではない。印象に惑わされずに、長期的な改善に向けて引き続き忍耐が必要な時なのだ。
▶プレミアリーグ 2019-20シーズンDAZN完全独占!プレミアリーグ観るならDAZN。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】
● DAZNを使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
● DAZN(ダゾーン)をテレビで見る方法7つを厳選!超簡単な視聴方法を紹介
● DAZNの2020年用・最新取扱説明書→こちらへ ┃ 料金体系→こちらへ ※
● DAZN番組表|直近のJリーグ放送・配信予定 ☆
● DAZN番組表|直近の海外サッカー放送・配信予定 ☆
● Jリーグの無料視聴方法|知っておくと得する4つのこと
「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です
「☆」は提携サイト『 DAZN News 』の提供記事です




