「皆さん、こんにちは。中東で初めて開催されるワールドカップを2年後に控え、カタールでは本当にムードが高まっています。今回、私が率いるアル・サッドは18日に開催されるアミールカップ決勝でアル・アラビと対戦します。今回の試合は2022年のワールドカップに向けた準備として、また一つ重要な前進を示すことになるでしょう。アミールカップはカタールでも最も権威のある国内の大会で、全選手がタイトルを勝ち取りたいと思っています」
「カタールでの生活についても語りたいと思います。ドーハを歩いて地元の人と交流すると、彼らのサッカーへの情熱を感じることができます。25年過ごしたバルセロナを離れて異なる文化や伝統を持つ新たな地域に行くことは私にとって新鮮な経験となっています」
「ここに来た当初はどうなるのだろうかという思いがありましたが、ここに住んでみて本当にすべてが大好きになりました。天気もいいし、ほぼ毎日、太陽に照らされています。人々は敬意をもって接してくれるし、フレンドリーですね。とってもリラックスできる場所なんです。犯罪もほとんどない安全な国でもあるし、幼い子どもを育てながら生活していくには絶好の場所だと思います」
「現役を終えて、アル・サッドの監督に迎え入れられる機会を与えられたのは、私にとって本当に嬉しかったことです。私と私の家族はカタールと生活が本当に大好きになりました」
「指導者としてのキャリアの一歩目を踏み出す素晴らしいチャンスでした。2020年のワールドカップに向けた代表選手たちにも関わることができます。何人かの選手たちの成長を助けることや自身の監督としての経験を積むための最高の場所になると思いました」
「監督として新たな生活に適応するのには少し時間がかかりましたが、とても楽しめています。哲学に関して言えば、私の選手時代と同じです。私はポジティブにプレーするのが好きです」
「選手時代にはボールを保持し、ポゼッションし続けて、攻めに徹したスタイルでした。可能な限り多くのチャンスを生み出すのが好きでしたからね。ハイテンポでのプレーとポゼッションベースのスタイルを信じていますし、チームとしてプレーすることの重要性を選手たちに理解してほしいと思って指導しています」
「フットボールは全員で守備し、全員で攻撃するのが大事です。そして何よりも、選手がサッカーを楽しむ必要があります。フットボールを楽しむ最良の方法は、ボールを保持して多くのチャンスをつくって、たくさんゴールを奪うことだと思います。これは私がプレーヤーとしてやってきたスタイルですし、監督としても選手にそのような試合で楽しんでもらいたいと思っています」
「カタール代表について言えば、近年の状況やアジアカップを制したように成長を見ても、2022年のワールドカップで期待できると思っています。ここではサッカーの文化が驚異的なスピードで成長しています。ワールドカップは次のレベルに到達するための良い機会になると思います。それはカタールだけでなく、アラブ諸国にとってもそうですね」
「個人としては監督として次のステップを踏む時も来ると思いますが、今はここでの時間を本当に楽しんでいます。カタールの2022年へのエキサイティングな旅にも微力ながら貢献できる機会があるし、それを最大限に全うしていきたいですね」