Xavi Pique Barcelona 2021Getty

チャビ帰還で熱狂するカンプ・ノウ、ピケ「こんな雰囲気のスタジアムは見たことがない」

バルセロナは23日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループE第5節、本拠地カンプ・ノウでのベンフィカ戦に臨み、0-0で引き分けた。DFジェラール・ピケは試合後、

この試合のバルセロナはボールを保持してベンフィカ陣地に攻め込んだものの、肝心の得点を奪えず。またベンフィカの決定機逸にも助けられた場面もありながら、勝ち点1を分け合った。3位ベンフィカと勝ち点2差で2位を維持したバルセロナは、最終節ですでにグループ突破を決めている首位バイエルン・ミュンヘンとのアウェー戦に臨むことになる。

試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じたピケは、バイエルンに勝利して自力での決勝トーナメント進出を決める意欲を示した。

「僕たち次第の状況は変わっていない。勝利の期待を抱いてミュンヘンへと赴くよ。簡単ではないが、チームはとても良いプレーを見せているし、自信を持っている。バルサはどこに向かおうが勝利を目指す必要があるんだ」

ピケはチャビ・エルナンデス監督の到着によって、カンプ・ノウの観客などサポーターの雰囲気が変わったことを強調する。

「直近2試合の感覚について話せば、人々がダイナミズムを変えるための重要な役割を担っている。ホテルまで僕たちを迎えにきたり、気合いの入った応援をしてくれたり……。こういった雰囲気のカンプ・ノウは一度も見たことがない。人々はチームが苦しんでいるのを理解して、僕たちに寄り添おうとしてくれている。それは金で買えないことだし、僕たちはこの勢いに乗じないといけない」

ピケはチャビ監督がチームの手綱を握っていることについて、どう感じているのだろうか。

「前にロッカールームを共有した人物が自分たちの監督となった。モラル的に言って、もっと力を振り絞らないと。彼は僕のクオリティーを知っているわけだし、元チームメートの自分たちが失望させるわけにはいかない。それは、どんなコミュニケーションよりも価値を持つことだ」

「チャビのことは13~14年前から知っている。彼は選手時代から監督の片鱗を見せて、僕たち若手全員に指示を送っていた。そして今、監督となった彼は、その選手時代に指示していたアイデアを伝えていけばいいだけだ。僕たちチームのキャプテンは彼を助けたいと思っているし、そのために若手のお手本となっていきたい」

なおチャビ監督の初陣となったエスパニョール戦でカンプ・ノウは7万4418人の動員数を記録し(クラシコの8万6422人に次ぐ今季2位の記録)、このベンフィカ戦の動員数は4万9572人となった。

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