3日のラ・リーガ第15節、バルセロナはホームでのアトレティコ・マドリー戦に1-0で勝利した。チャビ・エルナンデス監督は試合後、自チームが「完璧な試合」を演じたとの見解を示している。
立ち上がりからアトレティコを押し込み、28分に同クラブがレンタル元のFWジョアン・フェリックスがゴールを決めたバルセロナ。その後も巧みな試合運びを見せ、1点リードを維持したまま優勝争いの直接的なライバルを下している。
ここ最近、チームのパフォーマンスの低調さから批判も浴びていたチャビ監督だが、この試合には大きな満足感を覚えている様子だ。
「選手も私たちスタッフも一歩を踏み出す必要があると感じていた。私たちは大胆にならなければならなかったんだ。チームは意思の強さを示した。アトレティコは後半から圧迫してきたが、しかし私たちは落ち着いていたよ」
「完璧な試合を目にできたと思う。チームは重要な瞬間に成長を果たすものなんだ。私たちはバルサにいるのであり、いつだってこういったプレーが求められている」
チャビ監督はその一方で、J・フェリックスの活躍にも喜びを表した。
「チームのためにまたも違いを生み出してくれたね。彼は空っぽになるまで頑張っていた。ボールを奪い、カンセロと同じサイドで理解し合ってね。彼の活躍はうれしいよ。とても幸せそうだし、違いをつくってくれる」
「彼には落ち着くよう言っていたんだ。モチベーションがあふれ過ぎると、そのツケを払わされるとね」
「ゴールパフォーマンスについて? それは彼本人に聞いてくれ。彼にはその力を示す必要があり、それでああいったリアクションになったということだろう。ジョアンはそのフットボールを示す必要性に駆られており、私たちはそれを生かし切らないといけない」
「反逆の精神を持ち、なおかつ幸せであるのはポジティブだ。彼は前にいたチームを相手に違いを生み出したんだよ」
J・フェリックスはアトレティコからの1年レンタルによってバルセロナでプレー。チャビ監督は完全移籍での獲得を希望しているのだろうか。
「それは強化部門にすべき質問だろう。私たちは彼の働きに満足している。彼は選手として結果を出しているだけでなく、素晴らしい青年で、冗談好きだ。チームにいることを歓迎するよ」




