BarcelonaGetty Images

チャビ・バルセロナ、停滞…オサスナに土壇場で追いつかれて公式戦ここ3試合勝利なし

12日のラ・リーガ第17節、バルセロナは敵地エル・サダールでのオサスナ戦を2-2で引き分けた。

ミッドウィークにバイエルン・ミュンヘンに完敗を喫してチャンピオンズリーグ敗退が決まったバルセロナ。その試合の直後、チャビ監督は「ここから新たな時代が始まる」と言っていたが、新時代の一戦目はスペインの中でも強烈な熱狂が渦巻くことで知られるエル・サダールでのオサスナ戦だ。

チャビ監督はスタメンにGKテア・シュテーゲン、DFアラウホ、ピケ、ユムティティ、MFニコ、ブスケツ、ガビ、デンベレ、フレンキー・デ・ヨング、アブデ、FWルーク・デ・ヨングを起用して、3-3-3-1のシステムを採用している。

バルセロナはいつも通りボールを後方からつないで相手ゴールに迫ろうとしたが、オサスナ持ち前のハイプレスに苦戦。パスをうまく回せず、右ウィングのアブデだけがかろうじて存在感を発揮する状況だった。そうした中で12分、よりダイレクトな展開から先制点を奪うことに成功。F・デ・ヨングの浮き球のパスからニコが絶妙なタイミングで最終ラインを突破し、GKセルヒオ・エレーラとの1対1を制している。

先制したバルセロナだが喜びも束の間、14分にはセットプレーから失点。ダビド・ガルシアにヘディングシュートを決められてしまい、すぐさま同点に追いつかれた。以降はオサスナのハイプレスに苦しみ続け、1-1のまま前半終了を迎えている。

バルセロナが勝ち越し弾を奪ったのは、後半開始から4分後のことだった。オサスナのセットプレーから速攻を仕掛けると、右サイドのデンベレのクロスがファーに流れて、アブデがニコに続いてプロキャリア初ゴールを記録している。なおオサスナはセットプレー時にガビのクリアボールがブスケツの腕に当たったことを主張したが、意図的なハンドとは認められなかった。

再びリードを得たバルセロナはボールを保持しながらオサスナのチャンスを削り、また攻められてもピケを中心とした守備で失点を防ぎ続ける。しかし87分にまたも失点……。CKの流れからペナルティーエリア手前に位置していたオサスナのコマンダンテ(司令官)、チミー・アビラにグラウンダーのミドルを決められた。

チャビ監督はアディショナルタイムにアブデを下げて、Bチームのフェランをトップチームデビューさせるなどしたが、結局三度勝ち越すことはかなわず。相変わらずの熱狂を誇ったエル・サダールから、勝ち点1を持ち帰るにとどまった。

公式戦ここ3試合の成績が1分け2敗と調子を落とすチャビ・バルセロナは、勝ち点26で暫定7位につけている。

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