バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、レアル・マドリーFWヴィニシウス・ジュニオールに対して人種差別的な行為があったとことについて言及した。
21日のラ・リーガ第35節バレンシア対レアル・マドリー(1-0)で、ヴィニシウスは相手サポーターからまたも人種差別的な行為があったと訴えた。翌日、この出来事は中央政府を含めスペインにとって大きな問題として扱われることになり、バジャドリー戦の前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督も言及。次のように語っている。
「総じて言えば、残念だ。差別があるのは悲しむべきことだ。2023年になってもこういったことが起こる。悲しく、嘆かわしい。どんなピッチであっても差別は非難されなければならない。クラブエンブレムなど関係ないんだ。これは人間の話のなんだよ。私たちは昨日、メスタージャでのヴィニシウスに対して行われたような差別を非難する必要がある」
「どうやら私たちは進んでいないようだ。私たちは人種差別を根絶するために力を尽くさなくてはならない」
「スペインが人種差別の国なのか? スペインもラ・リーガもそうであるとは思わない。しかし差別的行為が存在したのは事実であり、そのことを非難して、人々が学んでいく必要がある。私たちが侮辱をされるような場所にいるなら、あらゆることを言われるならば、リアクションを取らない方が難しい。それがヴィニシウスに起こっていることだ。ユニフォームなど関係ない。ヴィニは人間なんだ。カラーなどまったく関係がなく、あらゆる人間が守らなければならない」
「そうしたことがあった場合には試合を止めなければならない。それは教育的な問題だ。エンブレムは関係ないんだよ」
