Xavi Barcelona 2023-24Getty

チャビ、審判のレアル・マドリー贔屓を示唆…「ラ・リーガには受け入れられないことがある。言い訳ではなく私たちの勝ち点も6少ない」

バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、スペイン・フットボールにおける審判のレアル・マドリー贔屓を示唆している。

21日のラ・リーガ第21節レアル・マドリー対アルメリア(3-2)では、微妙な判定が繰り返された。前半に0-2でビハインドを負ったマドリーは後半、アルメリアのハンドでPKを獲得してMFジュード・ベリンガムが1点を返す。その後アルメリアはカウンターからMFセルヒオ・アリバスが3点目を決めたものの、直前のMFジオン・ロピのベリンガムに対するファウルを取られてゴールと認められず、対してマドリーはFWヴィニシウス・ジュニオールがクロスを肩か腕で枠内に押し込み、こちらは肩と判断されてゴールが認められた。マドリーは後半アディショナルタイム9分にDFダニ・カルバハルがゴールを決めて、土壇場で逆転勝利を果たしている。

後半アディショナルタイムに抗議によって退席処分となったアルメリアのガイスカ・ガリターノ監督は、試合後会見で「私は普段審判について話をしない。ここで起きたことについては言葉がない。ここ(マドリー本拠地サンティアゴ・ベルナベウ)でこういったことを経験するのは、初めてではない」と語るなど憤りを隠せず。またスペイン『アス』の元編集長アルフレド・レラーニョ氏は『カデナ・セール』の番組で、「レアル・マドリーの黒い伝説だ」「嫌な気分になる試合は滅多にないが、この試合は嫌な気分になった。この勝ち点3はレアル・マドリーにラ・リーガ優勝をもたらすものになり得る。しかし、彼らの名声を傷つけるものにもなるだろう」「マドリーは『レアル・マドリーTV』を使って審判批判を繰り返し、こういったことを起こすための重圧をかけ続けている」といった見解を述べた。

そしてチャビ監督も同日に行われたベティス戦後(4-2)の会見でこの話題について言及。ガリターノ監督、レラーニョ氏の発言に同意している。

「私はガリターノと、とても素晴らしいジャーナリストであるアルフレド・レラーニョの意見を心に残している。今季のラ・リーガに勝つのは難しいだろう。私はヘタフェ戦でもそう言ったはずだよ」

「私は受け入れられないことを目にしてきた。私たちは勝ち続けなければいけないが、コントロールできないこともある。今日は、誰もがそのことを目にしたはずだ」

「ヘタフェ戦のPK(アラウホに対するファウルが取られず)を思い出すよ。バジェカス(ラージョ戦)ではハフィーニャに対する明確なファウルによるPKも取られなかったし、グラナダではジョアン・フェリックスのゴールが取り消されている。私たちの勝ち点は、あと6ポイント多かったはずなんだ。これは言い訳じゃなく現実だよ」

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