21日のラ・リーガ第21節、4位バルセロナは敵地ベニト・ビジャマリンでのベティス戦に臨む。前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、首位ジローナに勝ち点8差、2位レアル・マドリーに7差をつけられている状況で、勝利をつかむ意欲を示している。
「難しいアウェー戦だが、私たちは大きな期待を持ってシーズン後半戦に臨むよ。ジローナとマドリーには差をつけられているが、しかし逆転は可能だと思っている。すべては私たち次第なんだよ」
「ベティスは良いプレーを見せるが、相手のプレーも許容するチームだ。良質なバルサを目にするための最高の舞台になるだろう」
3-1の逆転勝利を果たしたコパ・デル・レイのベスト16、ウニオニスタス・デ・サラマンカ戦直後には、「ときにチームのプレーに失望することがある」と語っていたチャビ監督。今回の会見で、その理由についてもう少し詳しく説明している。
「ときにチームのプレーに失望すると言った理由?守備面についてはとても良いと思っている。ボールを失った直後のプレッシングなどはね。セットプレー戦術についても文句はないよ」
「私が言及したのは、ラストパスで正しい選択をしてほしい、ということだ。ただ、このチームの選手たちが非常に若いということも考慮しなくてはいけない。私が失望してしまうのは、私が頭で描くようなパスが出ないことに、だね。ただ、これは批判ではなく個人的な感情だ。選手の気持ちは理解しているよ」
チャビ監督はその一方で、今季はメンタルの強さが備わっているように思えるFWフェラン・トーレスについても言及している。
「彼は強いフットボーラーが何かを体現している。ここでは、日々にわたって自分がちっぽけだと感じさせられる。選手でも広報でもメディカルスタッフでも監督でもね……。だが夏にフェランと話した時、彼はこれから変わっていくのではないかと思えた」
「フェランは調子が良いし、ポジティブだ。バルサの選手としてあるべき姿を体現しているよ」




