バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、4日のラ・リーガ第19節ラス・パルマス戦(2-1)後に発した言葉が話題となっている。
バルセロナはラス・パルマス戦、低調なパフォーマンスに終始した前半にムニルの先制点を許したが、55分にフェラン、93分にギュンドアン(PK)がゴールを決めて劇的逆転勝利。同節、ともに勝利した首位レアル・マドリー&2位ジローナとの勝ち点7差を維持している。
ただ、ここ2カ月間落ち込んでいるバルセロナのパフォーマンスは上向いているとはまだ言い難く、チャビ監督の会見は緊張したムードの中で行われ続けている。そしてラス・パルマス戦直後、スペイン『カデナ・コペ』の有名バルセロナ番記者エレーナ・コンディス女史の質問が、チャビ監督に強い言葉を引き出すことになった。
バルセロナ指揮官は、コンディス女史の「昨季王者のバルセロナは、今回の勝利を大喜びで祝いました。勝ち点10差をつけられていれば、リーグ戦のタイトルを逃すことになっていたと思いますか?」との問いに、次のように返答したのだった。
「もちろん、もっと難しくなっていはずだ。もちろんだよ……。しかし、君たちはいつもネガティブなことを仮定するよな。笑わせてくれるよ(笑)。ほかの監督にはそんな質問をしないじゃないか」
「私たちが悲観的だと言いたいのですね? 試合には勝った。勝ったんだよ。それなのに、なぜそんな仮定の話をするんだ? 君が言っていることはもう起こらない。起こることがないんだ。試合前ならば、こういったことが起こるかもしれないと話すことはできる。だが、もう試合は終わったのになぜそんな話をしなくてはいけない?」
「君はこれが馬鹿げた質問だと思わないのかい? (「はあ…」との返答に)つまり、非常に馬鹿げているということだよ(笑)」


