バルセロナのチャビ・エルナンデス監督は、同クラブの審判買収疑惑“ネグレイラ事件”に関するスペイン治安警察の結論について、「全面的に不同意だ」と語っている。
バルセロナは2001年から2018年まで、当時の審判技術委員会(CTA)副会長エンリケス・ネグレイラ氏の所有する会社に約700万ユーロを支払っていたことで、審判買収の疑いで検察当局から起訴されている。
そしてスペイン一般紙『エル・ムンド』の現地時間2日の報道では、裁判所から“ネグレイラ事件”についての捜査を求められていた治安警察が、CTA及び彼らが取りまとめていたスペイン人審判とそのレフェリングについて「その機能はイレギュラーだった」「スポーツ的な公平性を常に有していたわけではなかった」との結論を導いたとのこと。その結論は、バルセロナが処罰を科される可能性を高めるものになり得る。
この報道に対してはチャビ監督が反論。3日のラ・リーガ第4節、敵地エル・サダールでのオサスナ戦を前に会見に出席した同クラブの生ける伝説は、監督時代はもちろん選手時代(1998年から2015年までトップチームでプレー)にも、判定の恩恵がなかったことを強調している。
「もう何度も言ってきたはずだ。トップチームでプレーした17年間も監督として過ごす現在も、恩恵を受けたと感じたことは一切ない。治安警察は全面的に不同意だ」


