バルセロナは12日にラ・リーガ第21節、敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦に臨み、2-1の勝利を飾った。チャビ・エルナンデス監督は試合後、2位レアル・マドリーとの勝ち点11差も彼らにとって「乗り越えがたい差ではない」ことを強調する。
17分にMFペドリがゴールを決め、このリードを守り切りラ・リーガ6連勝を果たした首位バルセロナ。クラブ・ワールドカップに参加していたレアル・マドリーに、暫定ながら勝ち点11差をつけている。
試合後会見で、その差が逆転不可能であるかどうかを問われたチャビ監督は、次ように返答した。
「まったくそんなことはない。乗り越えられない差じゃないさ。まだ17試合が残っているんだ。私は満足している。素晴らしい結果を手にし続け、勢いに乗れているからね。私たちはしっかりと働き、試合を解決することができている。こういった試合は苦労を伴うが、このチームに解決能力があることを今一度示すことができたね」
バルセロナは先制しながらもその後決定機を逸し続け、またも勝負を決め切ることができなかった。
「ゴールとなるプレーはあったが物にできなかった。ラストパスやプレー選択でミスしてしまったね。勝負を決めなければ、起こることはいつだって同じで、最後まで苦しむことになる。しかし私たちはラ・リーガの優勝争いにおいて必要不可欠な勝ち点3を獲得したんだ」
ビジャレアルの反撃に遭った後半、バルセロナはDFロナルド・アラウホが好守を連発。チャビ監督はそんなウルグアイ代表DF、さらにはMFフレンキー・デ・ヨングについて称賛の言葉を述べた。
「アラウホは並外れたDFであり、ボールを持ったプレーで最も成長した選手だ。だが私は全員のことを強調したい。皆が団結し、助け合っていた。だから選手交代が遅くなってしまった。最後はもっとタメをつくるとか、ラストパスの選択を間違えてしまったね」
「フレンキーが成功をつかんでいる鍵は、私たちが信頼感を伝えていることにある。今、彼は幸せで、チーム内においてとても重要な存在だ。彼こそがトータルフットボーラーなんだよ」




