バルセロナは9日にラ・リーガ第8節、本拠地カンプ・ノウでのセルタ戦に臨む。前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、ラ・リーガ前節マジョルカ戦(1-0)や前試合のチャンピオンズリーグ・インテル戦(0-1)とは、また質が違う一戦になるとの見解を示している。
「マジョルカやインテル戦と重ねる必要はない。セルタはボールを求め、主役になろうとする監督が率いるチームだ。中盤に存在感があり、昨季は本当に困難な試合を強いられた」
「私たちは主導権を握らなくてはならない。自分たちのプレーモデルを押し通さなくてはならないんだ。彼らはベティスに勝ってからここにやって来る。骨が折れる一戦になるが、私たちは(インテル戦から)立ち上がり、リアクションを見せなければならない」
マジョルカ、インテル戦と、バルセロナは堅守速攻のチーム相手に苦戦を強いられている。
「もっとシュートを打たなければ、もっと大胆にならなければならない。1対1で勝負を仕掛けてね。もっとプレーを創出する必要があるんだ。私たちは反省をした、マジョルカでもミラノでも、素晴らしい試合はできなかったのだから。私たちはもっと向上しなければ、競争的にならなければならない。ゴール前ではもっと楽観的になる必要があるだろう。個人レベルでは、チームの脚本から逸脱しなくてはいけないんだ」
インテル戦でチャビ監督は、自分たちのゴールがハンドで取り消されたにもかかわらず、相手のハンドでPKが取られなかったと大きな憤りを表していた。
「私たちは憤った。しかし、もう終わったことだ。自分たちにとっては不当なことだったし、今なおそう考えている。しかし、もう過ぎたことなんだよ。私は現在、セルタについて考えている。チャンピオンズ(のグループステージ突破)は、いまだ自分たち次第であり、チームがこれから臨むのはラ・リーガの試合となる。私たちは首位を維持したい」
その一方で、アトレティコ・マドリーとバルセロナがグリーズマンの完全移籍について合意に至ったとの報道について問われると、こう返答している。
「クラブからは合意に達したと言われたが、まだ正式ではない。合意したならば全員が満足だろう。選手の幸運を祈っている」
バルセロナはUEFAに正式に苦情を申し立てる可能性があったが、最終的に取り止めている。
「私たちはそのことについて話し合い、そうしないことを決めた。会長らと話して、そう決定したんだ。私は決定に賛成している」
「もう不満は私が言ったさ。自分はほとんど不満を言わないのだがね。まあ、過ぎたことだよ」




