xavi hernandezGetty Images

超強力陣容もドロースタートのバルセロナ…チャビ「失望している。人々の期待が重くのしかかったのかもしれない」

バルセロナは13日にラ・リーガ開幕節、本拠地Spotifyカンプ・ノウでのラージョ・バジェカーノ戦に臨み、0-0で引き分けた。チャビ・エルナンデス監督は試合後、この結果への失望を隠さなかった。

FWハフィーニャ、FWロベルト・レヴァンドフスキらを加えて超強力な陣容を揃えたバルセロナ。しかしこの試合では、ボールを保持して20本以上のシュートを放ちながらもチャンスの確度が低く、統率されたラージョの守備を最後まで破ることができなかった。チャビ監督は次のような感想を述べている。

「失望している。今季は大きな期待が生じているわけだし、こうした形のスタートはベストではない。もっと努力をする必要がある」

「ラージョはとても良い守備を見せたし、今日はいつも以上にチャンスを生み出すことに苦労を強いられた。悲しいよ。私たちは人々に対し、素晴らしい道を歩んでいることを示したかった。失望する結果だが、しかしファンには長い目で見るよう頼みたい」

「何が起こったのか? サイドからは攻撃できている。しかし中央では数的優位性をつくれなかった。3〜4回はとてもうまくいったが、しかし効果性が欠けていたね。もっと良質な攻撃を見せて、チャンスを生み出さなくてはいけない。私たちはベストなゲームをできなかった。生じた期待が、少し重くのしかかった可能性はある。ちょっと物足りないね」

「人々の期待について? 言い訳はしたくないし、説明をするだけだ。今季は大きな期待が生じているかもしれないが、私はそれを歓迎すべきものだと思っている。ただ一つ説明することがあるとすれば、その期待によってチームが緊張してしまった可能性がある」

「タイトル獲得について話され過ぎている? それがチームの目標だ。私たちはこの試合を分析して、さらに向上しなくてはならない。が、今季の目標はタイトルを勝ち取ることにほかならないんだよ。一回引き分けたからと言って、『タイトルはもういらない』なんて言えるわけがない。タイトルを勝てなければ、私にとってもクラブにとっても大きな失望になるだろう」

チャビ監督はこの試合で、DFセルジーニョ・デストを招集外としてDFロナルド・アラウホを右サイドバックで起用したが、同ポジションについては「補強する必要がある」と断言。その一方で後半途中から起用したMFフレンキー・デ・ヨングについては、「彼は控えというわけじゃないし、私たちにとって大切な選手だ。私たちと一緒にいるなら、チームに大きく貢献してくれるだろう。今日のプレーの姿勢を見れば、なおさらそう思えるよ」と語っている。

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