バルセロナは27日にラ・リーガ第26節、本拠地カンプ・ノウでのアスレティック・ビルバオ戦に臨み4-0の勝利を飾った。
最後に敗れた相手であるアスレティックをカンプ・ノウに迎えたバルセロナ。あのコパ・デル・レイのベスト16以降の成績は4勝2分けで、何よりもパフォーマンス面の向上によって批判は称賛に変わりつつある。チャビ監督は今回、GKテア・シュテーゲン、DFダニ・アウベス、アラウホ、ピケ、デスト、MFガビ、ブスケッツ、ペドリ、FWアダマ・トラオレ、オーバメヤン、フェラン・トーレスを先発で起用している。
ミッドウィークにコパ準決勝バレンシア戦を控えるアスレティックは、ムニアインとイニャキ・ウィリアムスをベンチスタートとして、牙をなくしたライオン状態だった。バルセロナはいつも通り、D・アウベスを偽インサイドハーフとするビルドアップから相手ゴールへと迫り、37分にチャンスを物にしている。D・アウベスの左CKからピケの放ったヘディングシュートがクロスバーに直撃。オーバメヤンが後ろにジャンプしながら、右足で跳ね返ったボールに合わせてネットを揺らした。ガボン人FWはこれがバルセロナ加入後5点目。
1点リードで前半を終えたバルセロナは後半も試合をコントールし続け、73分に追加点を獲得。ゴールを決めたのは、フェラン・トーレスとの交代で出場していたデンベレ!ペナルティーエリア内左でボールを受けた両利きの悪童は、右足で縦に直進し、豪快な左足のシュートでニアサイドをぶち抜いている。
2点のリードを得たバルセロナは、イニャキ&ニコ(負傷明け)のウィリアムス兄弟を投入したアスレティックの反撃にやや手を焼くも、それでも失点を許さず。ペドリのバックヒールによる股抜きなどもあり、7万人の観客が盛り上がる中で、90分にはこちらも途中出場のルーク・デ・ヨングもゴールを決める。ペドリの圧倒的技術を生かしたボールキープ、そしてサイドチェンジをデンベレが受け、折り返されたボールからオランダ代表FWが得意のヘディングシュートを突き刺した。
バルセロナの勢いはその後も衰えず、94分にはこれまた途中出のデパイもデンベレのアシスト(クロス)から右足のシュートを決め切り、リードを4点とした。チャビ監督率いるチームは最高潮のカンプ・ノウで試合終了のホイッスルを迎えて、ラ・リーガここ5試合の成績を4勝1分けとしている(4得点は公式戦3試合連続)。これで勝ち点は45となり、前日にセルタを破ったアトレティコを抜き返して、再びチャンピオンズリーグ出場圏4位に位置した。




