バルセロナのチャビ・エルナンデス監督がその初陣で登用した17歳FWイリアスは、レアル・マドリーからスカウトされた過去を持つようだ。
チャビのバルセロナ指揮官としての初陣、ラ・リーガ第14節エスパニョール戦(1-0)で先発に名を連ねてトップチームデビューを果たしたイリアス。モロッコにルーツを持つ同選手は現在、バルセロナのフベニール(U-19)に所属し、U-18スペイン代表としてもプレーしている。ただし、彼は2007年に入団したバルセロナの下部組織にずっといたわけではなく、2013年から2017年まではヒムナスティック・マンレサでプレーし、2017年にバルセロナに復帰を果たしていた。
イリアスの代理人はスペイン『カデナ・セール』とのインタビューに応じ、ヒムナスティック・マンレサ時代にレアル・マドリーからの誘いがあったことを告白。しかし選手本人がバルセロナに復帰することを選択したようだ。
「マドリーはイリアスを連れて行きたかった。ほかの欧州のクラブも彼に興味を持っていたね。しかし本人がバルサに復帰することを選択したんだ」
バルセロナの下部組織の責任者を務めていたパトリック・クライファート氏は、イリアスのことをニュー・メッシと形容したことがあった。しかし代理人は、メッシと比べる必要がないことを強調した。
「メッシとの比較は彼にとってマイナスになりかねない。そうした道を進む必要はない。彼はメッシじゃないんだよ。イリアスは素晴らしい選手で、まだまだ伸びしろがある。どこまでたどり着けるかは、時間が明かしてくれるだろう」




