バルセロナは23日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループE第5節、本拠地カンプ・ノウでのベンフィカ戦に臨み、スコアレスドローで試合を終えた。チャビ・エルナンデス監督は試合後、自チームが勝利に値するパフォーマンスを見せたとの見解を示している。
波はあったがボールを保持してベンフィカ陣地に攻め込んだバルセロナ。しかしゴールは奪えず、またベンフィカの決定機逸にも助けられた場面もありながら、勝ち点1を分け合った。3位ベンフィカと勝ち点2差で2位を維持したバルセロナは、最終節ですでにグループ突破を決めている首位バイエルン・ミュンヘンとのアウェー戦に臨むことになる。
試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じたチャビ監督は、選手時代と似たような言葉を口にしている。
「私たちは望んでいた通りに、とても優勢だった。しかし1ゴールを決められなかった。もし1ゴールを決めていたら、パルティダッソ（最高のゲーム、好ゲーム）と話していたはずだし、実際にそうだったんだ。私はポジティブであり続けているし、まだ最終節が残されている。ミュンヘンで勝利を手にしなければならない」
「私たちは本当に良いプレーを見せた。これこそ求めていたバルサだ。チームはアイデアを吸収しているが、欠けているのはゴールだね。2試合で1ゴール、それもPKからの1点のみ……。そこは改善しなければならない」
また途中交代で出場した負傷明けのFWウスマン・デンベレについては、押されている状況で「流れを変えてくれた」と評している。
「試合の流れを変えてくれた。ドリブル突破を見せて、相手に恐怖を与えてくれた。何度もチャンスを創出して、違いを生み出してくれたよ。惜しむらくはゴールが決まらなかったことだ。私たちは決めるに値したのだから」
「私たちは勝利に値した。しかし、フットボールではこういうことがあるんだよ」