レアル・マドリーのシャビ・アロンソ監督の将来について、有力メディア『The Athletic』の記者が予想している。
今夏からシャビ・アロンソ監督が就任し、新体制でシーズンに臨んだレアル・マドリー。開幕から公式戦7連勝と見事なスタートを切っていたが、11月頭からは成績が悪化することに。10日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節のマンチェスター・C戦もホームで1-2と敗れ、直近の公式戦8試合で2勝(3分け3敗)にとどまっている。
一部ではシャビ・アロンソ監督と選手たちの関係悪化も伝えられ、さらに成績不振で指揮官解任の噂すら浮上しているレアル・マドリー。しかし『The Athletic』のダーモット・コリガン記者は、マンチェスター・Cの敗戦が“決定打”になることはないと予想した。
「これほど注目度の高い試合での敗戦は理想的ではないが、シャビ・アロンソ解任の決定打になるとは思えない」
「フロレンティーノ・ペレス会長が先日のセルタ戦の0-2敗戦に動揺していたこともあり、シャビ・アロンソは将来について大きな不安を抱えながらこの試合に臨んだ。だが選手たちは、ここ数試合よりも遥かに激しいプレーと献身的な姿勢を見せ、ベルナベウでは何度も拍手が上がった。シャビ・アロンソもサイドラインで何度もそうしている」
「シティの方が優れたチームであり、ティボー・クルトワの連続セーブがなければもっと点差をつけられていたかもしれない。だがレアル・マドリーは8選手を負傷で欠いており、キリアン・エンバペもいなかった。それでもシャビ・アロンソは、攻撃的な選手を次々に投入して、スタジアムの熱気を巻き込もうとした。選手も最後まで同点ゴールを目指している」
そのうえで「レアル・マドリーであるからこそ、まだ何が起きるかはわからない」としつつ、「ベルナベウはチームの努力に満足しており、選手たちには最近のようにブーイングを浴びせなかった。会長は決して満足していないだろうが、少なくともシャビ・アロンソはチームパフォーマンスに安堵したかもしれない」と締めくくっている。





