Real MadridGetty Images

シャビ・アロンソ率いるレアル・マドリー、危機が騒がれる事態に…エルチェとドローで3試合勝利なし

23日のラ・リーガ第13節、レアル・マドリーは敵地マルティネス・バレロでのエルチェ戦を2-2で引き分けた。

今季公式戦14試合を13勝で終えた後、リヴァプール(0-1)、ラージョ戦(0-0)で勝利できず、疑いの目を向けられることになったシャビ・アロンソ監督のマドリー。同指揮官はこのエルチェ戦で変化を起こした。ヴィニシウスをベンチに置いてロドリゴを先発させ、そしてレヴァークーゼン時代の主要システムだった3バックを使用している。

マドリーのスタメンはGKクルトワ、DFラウール・アセンシオ、ハウセン、カレーラス、MFトレント、ギュレル、セバージョス、フラン・ガルシア、ベリンガム、FWエンバペ、ロドリゴ。フォーメーションはベリンガムをトップ下とする3-4-1-2だ。

前半、マドリーはポゼッションフットボールを信条とするエルチェと真っ向からぶつかり合い、ほぼ互角のボール保持率で試合を進めていく。しかし3バックにして、ここまで低調だったパフォーマンスが改善されたと言えば微妙なところだ。自分たちが攻撃するターンになっても後方に下がるエルチェを崩す術はほとんど見つけられず、チャンス創出はフィードやクロスなどの飛び道具に限られ、また守備のミスからエルチェの決定機も許してしまった。

マドリーは17分に失点の危機を迎える。カレーラスがボールを奪われたことをきっかけに、ペナルティーエリア内でラファ・ミルのシュートを許すが、これはクルトワがセーブした。反対に21分にはCKからアセンシオがヘディングシュートを放つも、ボールは枠の左へ。さらに30分にはハウセンのフィードからエンバペがペナルティーエリア内に侵入したが、ボールタッチが大きくなったことでGKイニャキ・ペーニャにシュートを防がれている。

エンバペはさらに33分にも決定機を迎え、トレントの絶妙な浮き球に右足で合わせたものの、眼前のI・ペーニャの好セーブに遭う。対してエルチェは38分、アンドレ・シウバがペナルティーエリア内に侵入してシュートを放ったが、クルトワが左足でボールを跳ね返した。どちらもチャンスを手にした前半は、結局スコアレスで終了している。

迎えた後半、53分にスコアが動いた。決めたのはホームのエルチェ。ペナルティーエリア内でヘルマン・バレーラからヒールパスを受けたフェバス(マドリー下部組織出身)が、右足のシュートでクルトワを破っている。

ビハインドを負ったシャビ・アロンソ監督は、57分に一気に3枚交代カードを切り、ロドリゴ、フラン・ガルシア、セバージョスを下げてヴィニシウス、バルベルデ、カマヴィンガを投入。さらに64分にはギュレルをゴンサロに代えて、普段の4バックに戻して同点ゴールを目指した。

攻勢を強めながらも、なかなかゴールに近づけないマドリーだったが、78分にセットプレーからスコアをタイに戻した。トレントの右CKから、ベリンガムの肩に当たって地面にこぼれたボールを、ハウセンが右足で枠内に押し込んだ。

この勢いで逆転ゴールも決めたかったマドリーだが、次に点を決めたのはエルチェだった。しかも得点者は、昨季までマドリーに所属していたアルバロ・ロドリゲス。後半途中から出場していた21歳のウルグアイ人FWは、アタッキングサードで前を向いてドリブルを仕掛け、見事なダブルタッチのフェイントでラウール・アセンシオをかわすと、左足のシュートでネットを揺らした。

窮地に陥るマドリーは、87分に再びセットプレーからゴール。左サイドからのFK、トレントの送ったボールからペナルティーエリア内は混戦となり、最後はベリンガムがボールを押し込んだ。またも追いついたマドリーは逆転を目指して攻め続けたものの、その執念が実ることはなく同点のまま試合終了のホイッスルを聞いている。これで3試合勝利なしと危機が騒がれる事態となったが、何よりプレー内容の改善が見られないところが心配だ。

レアル・マドリーは勝ち点を32までしか伸ばせず、いずれも勝利をつかんだ2位バルセロナ(勝ち点31)、3位ビジャレアル(29)、4位アトレティコ・マドリー(28)に差を縮められている。

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