レアル・マドリーは5日のクラブワールドカップ準々決勝ボルシア・ドルトムント戦に3-2で勝利した。この試合のMVPに輝いたDFフラン・ガルシアは、シャビ・アロンソ監督体制のプレーに大きな手応えをつかんでいる様子だ。
3バックと4バックの可変システムを採用するシャビ・アロンソ監督のチームで、一際輝きを増しているのがフラン・ガルシアだ。守備面がウィークポイントとされてきた同選手は、左ウィングバックとして、その長所である攻撃能力を存分に引き出している。ドルトムント戦では右ウィングバックのDFトレント=アレクサンダー・アーノルドのクロスからゴールを決め、さらに再三にわたるチャンスメイクによってMVPを獲得した。
マドリーはDFフェルラン・メンディが怪我がちで層が薄い左サイドバックを獲得する考えだが、ここ最近の好調ぶりからフラン・ガルシアがレギュラーの座をつかむ可能性もささやかれ始めた。選手本人も自信を深めている様子で、ドルトムント戦後には次のように語っている。
「チームをできる限り助けていきたいと思っている。確かに、このフォーメーションだと快適にプレーできるね。アップダウンが自由にできるようになった。ゴールについては運が良くて、トレントがマイナス気味のクロスを送り、走り込んだ僕が最初に押し込むことができた。これから、もっと決められることを願っているよ」
シャビ・アロンソ監督のマドリーは、カルロ・アンチェロッティ前監督の時代とは違い、FWヴィニシウス・ジュニオール含めて前線から積極的にプレスを仕掛けている。
「僕たちは前線から汗を流すようになった。チームとして守備の仕事に取り組むようになったんだ。コンパクトに一枚岩を保つことは、僕たちに多くのものをもたらしてくれるね」




