Mateu LahozGetty Images

スペイン人審判マテウ・ラオス氏、W杯(18枚)とラ・リーガ(19枚)の1試合におけるカード提示記録を更新…わずか21日間で

スペイン人審判マテウ・ラオス氏のカードを提示する手が止まらない。止まらないどころか、勢いを増している。スペイン『マルカ』が報じた。

バレンシア出身の45歳、マテウ・ラオス氏。2007-08シーズンからラ・リーガ1部の主審を務め、さらに2021年からFIFA国際審判員となった同氏は、選手と積極的に対話をし、またプレミアリーグのように微妙なファウルを取らず「プレーを許す」審判として、スペインフットボールの中で異彩を放ってきた。

そんなマテウ・ラオス氏だが、ここ最近のレフェリングが騒動を引き起こしている。

カタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝オランダ対アルゼンチンでは、17枚のイエローカードと1枚のレッドカード(2枚のイエローカード提示による)を提示して、同大会における最多カード記録を更新。試合後、アルゼンチン主将FWリオネル・メッシは「ダントツでW杯最低の審判だ」と批判的な言葉を口にしていた。

カタールW杯のハイライトを一つをつくったマテウ・ラオス氏だが、12月31日のラ・リーガ第15節バルセロナ対エスパニョールでも主役になった。この試合では17枚のイエローカード、2枚のレッドカード(どちらも2枚のイエローカード提示による)を提示して、スペインフットボールの最多カード記録も更新。たった21日間で、W杯、ラ・リーガという二つの巨大な大会の新記録を立て続けに樹立している。どちらの試合も荒れた展開ではあったが、マテウ・ラオス主審は選手間の諍いや抗議にためらいなく、問答無用でカードを提示していった。

バルセロナのチャビ監督はマテウ・ラオス氏のことを称賛する人物だったが、今回の試合後には「彼は試合をコントロールできる審判だが、今日は扱い切れていなかった」と発言。今後、同氏のレフェリングはさらなる注目を集めることになりそうだ。

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