カタール・ワールドカップ(W杯)の開幕戦での日本人サポーターの振る舞いが話題を読んでおり、イタリア紙なども賛辞を送っている。
前回のロシアW杯では、コロンビア戦後のファンのゴミ拾いや日本代表チームの美しいロッカールームが話題となり、世界中から称賛を受けた日本。20日に開幕を迎えたカタールW杯においても、日本人サポーターがカタール対エクアドル戦の終了後に観客席で清掃活動を行う姿がバーレーン人ユーチューバーのオマール・ファルーク氏の目に留まると、再び世界の注目を集めている。
イタリア紙『レプブリカ』は、他の観客が残したゴミまで拾っていた日本人サポーターについて「彼らの代表チームはプレーすらしていなかったが、勝利を収めたのは彼らだ」と絶賛。『ユーロスポーツ』イタリア版も「日本のファンたちは称賛に値する。素晴らしい行為だ」などと綴った。
続けて「もはや真新しい話ではないが、ニュースになり続けるべきだ」と指摘。ロシアW杯のエピソードを振り返りつつ、今回は「カタール国旗を床や座席から拾うと、ホスト国にリスペクトを示し、捨てずに持ち帰ったことも非常に素晴らしかった」と賛辞を贈っている。
さらに『Fanpage.it』も、「日本代表はプレーすらしていなかったのに日本人サポーターが試合後に清掃」との見出しで注目。「日本人サポーターはまたしても良い模範を示して際立っていた。これは初めての出来事ではなく、単なる礼儀にとどまらない。あの振る舞いの背景にはより大切な何かがある。見た者は驚くかもしれないが、彼らにとって自然なことであり、文化の問題であり、驚くことではなく当たり前のことなのだ」などと解説している。
