UEFAの専務理事を務めるナディーン・ケスラー氏は、女子のEURO2025の一部の試合とFIFAクラブワールドカップが重複していることについて「心配していない」と述べている。
今回、新たなフォーマットで開催されるFIFAクラブW杯は、6月15日から7月13日までアメリカ合衆国で開催され、浦和レッズやレアル・マドリーを含む32チームが参加する予定となっている。
一方、スイスで開催される女子のEURO2025は7月2日から27日まで開催され、5~6試合が男子大会と同時に行われる可能性がある状況となっている。
日程重複に対する論議が起こっている中、UEFAの専務理事を務めるケスラー氏は心配する必要はないと語っている。
「全体的に見て、私は本当に心配していない。我々は2つの大会について話しており、それぞれ異なる国、異なるタイムゾーンで行われる。放送契約も我々とは異なるものがある。繰り返すが、心配していません。女子のサッカー大会の完全な独占権を常に得ようとしているが、現在の状況では男子サッカー大会が年間に多く開催されているため、その特権を得ることは容易ではない。我々は我々の計画に従わなければならない。女子サッカーの専門的で尊重される国際カレンダーを確立することが重要だと考えている。共存しなければなりません」
また、『BBC』がEURO2025との日程重複についてFIFAに説明を求めたところ、FIFAの報道官は次のように述べたと伝えている。
「2025-2030年の国際マッチカレンダーは、6つの連盟を含む各連盟のメンバーで構成されるFIFA評議会によって2023年に承認された。男女の国際マッチカレンダーが明らかな制約を受けていることをFIFAは認めているが、これが最もバランスの取れたソリューションと判断された」
