バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲ元CEOは、ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツへの関心を明言した。
2020年に17歳でトップチームデビューを飾ると、瞬く間にレヴァークーゼンの中心選手に成長したヴィルツ。すでに公式戦188試合出場56ゴール63アシストを記録しており、昨季はブンデスリーガ無敗優勝やDFBポカール制覇の立役者となった。今季も公式戦36試合15ゴール13アシストと、目覚ましい活躍を続けている。
そんな21歳のドイツ代表だが、移籍市場でも数多くのメガクラブの注目を集めていることが何度も伝えられてきた。そしてバイエルンの監査役メンバーでもあるルンメニゲ氏は、『AZ』で以下のように語った。
「(名誉会長のウリ)ヘーネスは、ヴィルツについて『私の夢』と話していたね。それは控えめな表現だ。FCバイエルンの全員が、ヴィルツこそまさに『我々が獲得したい選手』と同意している。レヴァークーゼンを弱体化させるためではなく、我々を強化するためだ。ヴィルツはドイツ最高の選手だよ」
「重要なのは市場価値ではなく、最終的に移籍金として支払う金額だ。彼は非常に人気のある選手だし、間違いなく簡単にはいかないだろう」
『Sport Bild』によると、レヴァークーゼンはヴィルツと新契約交渉中であるという。クラブ側は年俸1000万ユーロ(約16億円)以上の2027年までの契約を提示しており、さらに2026年夏に有効となる1億2500万ユーロ(約195億円)の契約解除条項が設定されているようだ。その一方で、ヴィルツが契約延長に応じない場合、将来的に安価で放出するのではなく、今夏に1億5000万ユーロ(約235億円)以上で放出することも検討していると伝えられている。
なお、ヴィルツに対してはバイエルンの他、レアル・マドリーやマンチェスター・シティなども関心を示している模様。今後の動向に大きな注目が集まっている。
