リオネル・メッシは、バルセロナとアルゼンチン代表で10年以上にわたって10番を背負ってきたにもかかわらず、パリ・サンジェルマン(PSG)では30番という見慣れない背番号を付けている。
友人であり、チームメイトでもあるネイマールがメッシに10番をつける機会を提供したという報道もあったが、メッシはその申し出を断ったと言われている。
バロンドールを7度受賞したメッシは、すでに用意されていた背番号を選んだわけだが、なぜ30番を選んだのだろうか。『GOAL』が考察していく。
メッシがPSGで30番を着用する理由とは?
Goalリオネル・メッシはバルセロナのユニフォームに30番を付けてデビューし、プロとして初ゴールを決めており、彼にとってこの番号は感傷的な意味を持つ。
2004年、バルセロナとエスパニョールのダービーマッチの82分、17歳のメッシはデコに代わってピッチに立ち、カンプ・ノウのファンに期待させる活躍を見せた。
メッシはバルセロナのトップチームで最初の2シーズン、2004-05シーズンと2005-06シーズンに30番を着用し、34試合に出場し、9ゴールをマークした。
その後、19番を着用し、最終的にはロナウジーニョから10番を受け継いだ。
メッシはPSGで10番を着用したことも?
クープ・ドゥ・フランスの伝統に詳しくない人は、メッシがPSGで本当に10番を付けていたことを知り、驚くかもしれない。
クープ・ドゥ・フランスでは、ノックアウトステージに進むと、先発選手は1番から11番までの番号しかつけてはいけないという伝統がある。
そのため、2022年1月に行われたラウンド16のニース戦で、メッシは普段ネイマールがつけている10番を与えられ、ネイマールが欠場している間、先発出場したのだ。
しかし、PSGはPK戦の末に5-6と敗れ、大会から姿を消した。




