バルセロナとパリ・サンジェルマンで7度のバロンドールを受賞したリオネル・メッシは、その名声を確立し、スポーツの枠を超えたセレブリティとして知られている。
クラブは、彼の卓越したスキルから利益を得るため、巨額の資金を準備してきた。しかし、誰がメッシのキャリアを裏で管理し、この偉大な選手がフィールドで活躍できるような代理人的な役割を担っているのだろうか？『GOAL』ではその秘密を探った。
メッシの代理人は誰？
Gettyメッシが世界の頂点に立つまでの道のりは、アルゼンチンのロサリオにある地元のチーム、グランドリで地味にスタートした。
父親のホルヘは、この早熟な才能を持つ選手を指導し、その後、ニューウェルス・オールド・ボーイズでステップアップを果たした。13歳のとき、メッシは成長不全のためホルモン注射が必要であることが明らかになったが、彼の家族は貧しいわけではなかった。
ホルヘはバルセロナに連絡を取り、カタルーニャで息子のためのトライアルを企画し、その過程で彼の代理人になった。メッシは常に父親と親密であり、グラウンドの内外で最善を尽くしてくれると、信頼している。ホルヘは2013年に『キッカー』にこう語っている。
「レオはいつもコーチである私の言うことに従っていたよ。今でも彼はそうだ。『僕はもう大人だし、世界一の選手だ』なんて言ったことは一度もない」
メッシがバルセロナとナプキンで契約を交わしたのは有名な話で、その契約は年間12万ポンド（約1850万円）と言われ、一方でクラブは医療費を負担することにも同意している。
2004年10月、16歳で最初のプロ契約を結んだ直後、才能ある若者はトップチームデビューを果たし、そこから急成長を遂げた。そして、2017年に5億ポンド（約772億円）と伝えられるバルサとの最終契約が結ばれた。
2021年にカタルーニャに感情的な別れを告げ、フランスでの新たな冒険のために荷物をまとめる際に、またもや有利な契約が結ばれた。
PSGでのメッシの契約は、パルク・デ・プランスでのデビューキャンペーンで年間3000万ユーロ（約40億円）、それ以降のシーズンで4000万ユーロ（約52億円）の価値があると言われており、1500万ユーロ（約19億5000万円）のボーナスも支払われると伝えられている。
ホルヘ・メッシには、他にクライアントがいるのか？
ホルヘは、メッシ・ブランドがスポーツ、小売、スポンサーシップ、ゲームなどあらゆる分野に広がるようマネージメントを務めている。
また、メッシ一家は、シッチェス、イビサ、マジョルカに「MiM」ブランドのホテルを3軒持っていますが、これらのホテルは、マジェスティックホテルグループによって運営されている。
サッカーの分野では、ホルヘはリオネルのあらゆる気まぐれに対応することに時間を割いており、他の誰かと関わる機会や必要性はほとんどない。
しかし、弟ロドリゴは、有名な兄と同じような道を歩もうとする若い選手たちのアドバイザーとなり、サッカー代理人業に参入しようと試みている。
リオネルがバルセロナにいた頃、彼はラ・マシアの卒業生と一緒に働き、2020年にカンプノウの別の地元出身のスターがホルヘ・メンデスの事務所に入る前に、アンス・ファティのエージェントとして公然と名乗りを上げていた。