現地時間21日、イングランド・プレミアリーグは第17節が行われ、三笘薫の所属するブライトンは敵地ロンドン・スタジアムでウェストハムと対戦した。
4試合勝利がないブライトンは、三笘が不動の左ウイングとして先発。トップにはジョアン・ペドロが入り、ラッターとグルダが三笘と共に2列目を務め、中盤の底はバレバとウィーファーが組み、最終ラインは左からエストゥピニャン、ダンク、ファンヘッケ、フェルトマンが並んだ。
立ち上がりから互いにリスクを抑えて相手の様子を窺う展開となる中、先にチャンスを作ったのはホームのウェストハム。8分、ロングパスに右サイドを抜けたボーウェンがエリア内右に侵入し、角度のない位置から狙うものの、これはGKフェルブルッヘンが足でブロックした。
ブライトンのチャンスは21分。J・ペドロがエリア内右から上げたクロスを、ファーサイドで待ち構えていた三笘が左足ボレーで捉える。上手くマーカーのワン・ビサカの裏を取ったが、このボレーはGKファビアンスキが反応してはじき返した。
互いに相手の長所を消し合い、シュートチャンスの少ない展開のまま、無得点で迎えた後半、ウェストハムはイエローカードを貰っているマブロパノスに代えてトディボを投入した。
後半も拮抗した展開が続く中、51分に均衡が破られる。セットプレー崩れから、エストゥピニャンの左クロスをゴール前のダンクがGKファビアンスキと競り合い、こぼれ球をウィーファーが押し込んでブライトンが先制する。
先制したブライトンは56分、ウィーファーに代えてアヤリを投入。追いつきたいウェストハムはフュルクルクに代えてサマービルを投入する。
すると迎えた58分、前線でボールを受けたボーウェンがDF2人に囲まれながらも左足でシュートを放つと、GKフェルブルッヘンがはじいたボールをクドゥスが頭で押し込み、ウェストハムが同点に追いついた。
追いつかれたブライトンは68分、ラッター、フェルトマン、グルダを下げてエンシソ、ランプティ、ミンテを投入。ウェストハムも71分にパケタとエマソンを下げてスカールズとクーファルを投入して勝負に出る。
迎えた81分、ファンヘッケの浮き球パスに抜け出したミンテがエリア内右から折り返すも、ゴール前に走り込んでいた三笘に合わず、左のポストを叩いた。ほんのわずかでもタイミングが合っていれば…という決定機だった。
対峙するワン・ビサカの攻略に手を焼いていた三笘は85分、ファーガソンに代わってピッチを退く。アディショナルタイムにはファーガソンのポストプレーからゴール前のアヤリがフリーで押し込む。しかし、これはGKファビアンスキがファインセーブで切り抜ける。
さらにはエンシソの左クロスにランプティが飛び込むが、これはゴールのカバーに入っていたワン・ビサカが体を張ってブロック。最後まで決勝ゴールは生まれず、互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。
■試合結果
ウェストハム 1-1 ブライトン
■得点者
ウェストハム:クドゥス(58分)
ブライトン:ウィーファー(51分)


