MANUEL NEUER GERMANY WC QUALIFICATION 25032021Getty Images

ドイツの“GK黄金時代”に終焉の危機? U-21EUROで守護神の人材不足が浮き彫りに…

マヌエル・ノイアーやマーク=アンドレ・テア・シュテーゲンらの後継者になりゆる次世代GKが見当たらない。ドイツ紙『ビルト』が指摘している。

27日に35歳の誕生日を迎えたノイアーがゴールマウスを守るドイツのA代表。3月の2022年カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選ではバルセロナのテア・シュテーゲン(28)やアーセナルのベルント・レノ(29)、フランクフルトのケヴィン・トラップ(30)と豪華なメンバーも招集されている。しかし『ビルト』によれば、そんな彼らに続くGKが見当たらないという。

同紙は、「ドイツにGKクライシスが迫っている」と題した記事を掲載。先日のU-21EUROでのオランダ代表戦でマインツのGKフィン・ダーメンが空振りする“モンスター級”のミスを犯したことを取り上げた上で、ダーメンやフランクフルトGKマルクス・シューベルト、レヴァークーゼンGKレナート・グリルら現U-21ドイツ代表のGKはいずれも所属クラブでは正守護神ではないことを指摘している。

同紙は続けてここ十数年間、U-21ドイツ代表の正GKを務めてきたノイアーやレノ、テア・シュテーゲン、アレクサンダー・ニューベルらは当時それぞれの所属クラブで1番手だったことを強調。ここ数年間、最も期待されていた現在24歳のニューベルに関してシャルケからバイエルンに渡ったことで出場機会がほぼゼロとなったことに触れると、ブンデスリーガでは現在ドイツ人GKは 7人しか1番手として出場していない状況も今後の不安材料に挙げた。

なおU-21ドイツ代表率いるシュテファン・クンツ監督はミスしたダーメンを「彼は出場機会を得られていない。するとこういうことが起き得るものだよ」と擁護。一方で、「結局、出場機会がすべて。その代わりになるものは何ひとつ存在しない。それぞれのクラブでプレーする者のみが偉大なGKになれたのだからね」と次世代のドイツ人GKの現状に警鐘を鳴らしていた。

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