リヴァプールはMF遠藤航に対する一定の移籍金のオファーが届けば、交渉に応じるかもしれない。また、本人も出場機会が保障されるクラブへの移籍に“オープン”だという。
2023年夏にリヴァプールに加入した遠藤はユルゲン・クロップ前監督の下で昨季公式戦43試合に出場。カラバオカップ制覇を成し遂げ、プレミアリーグ優勝争いを演じたチームの中盤を支えた。しかし、今夏にアルネ・スロット監督が就任してからは、同選手の出場機会が激減。ここまで公式戦4試合でしかピッチに立てず、先発もカラバオカップでの1試合のみとなっている。
そんな中、先日には来年1月に退団の可能性の報道が浮上。『フットボール・インサイダー』は、トップクラスの代役を確保に向けて資金を捻出するためにスロット監督はクラブに遠藤の売却を求めていると伝えていた。そして、『CaughtOffside』が新たな報道によると、リヴァプールは日本代表主将に対し移籍金1500万~2000万ポンド(約29億1000万~38億7000万円)の獲得オファーが届けば、それに「耳を預ける用意ができている」という。
さらに同メディアは遠藤本人は「出場機会が保障されるクラブへの移籍にオープン」であること、「彼のプライオリティはたくさんの出場機会を得られるチームへの加入」とも言及。一方で、「シーズンは長く、LFCも必ず怪我や出場停止に悩まされるため、遠藤のような経験豊富なスカッドメンバーをキープすることは賢明かもしれない」とクラブとしては必ずしも冬の移籍市場での放出に急がない考えを指摘している。
また同メディアはプレミアリーグ内の移籍の可能性が高いと見る模様。「1月の移籍市場を前に、イプスウィッチ・タウンやフラム、ウルヴァーハンプトンが遠藤の状況を注視している」と伝えた上で、今夏リヴァプールがマルセイユからの1400万ポンド(約27億1000万)のオファーを断ったことに触れ、「今のところ、マルセイユが再び遠藤の獲得に動く兆候はなく、彼に最も興味を示しているのはプレミアリーグのクラブだ」とした。
なお、『Interlive』によれば、セリエA王者のインテルも関心を寄せているという。日本代表キャプテンであることからアジアにおけるパートナーシップの拡大においても可能性が広がると考えているようだ。


