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加入秒読みに…遠藤航のリヴァプール行きを独解説者が大絶賛!「本当に…本当に賢明なサインになる」「必要とする全てを持っている」

リヴァプール移籍が間近とされる日本代表MF遠藤航に対し、ドイツ解説者が称賛の言葉を残している。

現地時間16日に突如リヴァプールからのオファーが一斉に報じられた遠藤。その後、移籍交渉は電光石火の速さで進められ、翌日にはクラブ間合意とメディカルチェックが伝えられることに。さらに、シュトゥットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督も既に遠藤のリヴァプール加入を認めており、移籍は決定的。日本時間18日の夜にも公式発表があるとも言われている状況だ。

急転直下の移籍劇となったことから、リヴァプールファンや現地イギリスでは遠藤の能力やプレースタイルがあまり知られておらず、SNS上でも遠藤の情報について共有されることが多く見受けられていた。

この事態を受けて『This Is Anfield』は、遠藤が今後リヴァプールに何を提供できるのか、ブンデスリーガ解説者のダン・オヘーガン氏へのインタビューを決行。オヘーガン氏は遠藤の実力に太鼓判を押している。

まず、遠藤の魅力について聞かれたオヘーガン氏は「彼の年齢を考えると(リヴァプール移籍は)驚きだった」としつつも「彼がもたらすものはどのチームでも使えるスキルセット。それは同じように驚きはなかった。遠藤は典型的な現代の守備的ミッドフィルダーであり、完璧な6番だ」と紹介。

「ここ2シーズンのブンデスリーガでの彼のスタッツは、競り勝った回数、カバーした距離、タックルの統計、どれを取っても他の追随を許さない。この2シーズン、両カテゴリーでトップ10入りしている」

「大舞台で活躍できる選手。日本代表としても50試合に出場しているし、リヴァプールにとって、これは本当に…本当に賢明なサインになると思う」

また、現地ドイツでの評判としては「仕事量の多さとリーダーシップ」が高く評価されていると説明し「シュトゥットガルトの"掃除機"と呼ばれるプレースタイルと彼のリーダーシップは、ドイツの新聞で高く評価されているよ。中盤の守備的なポジションに座り、すべてを"掃除"をするんだ」と異名も持っていることを明かしている。

「私にとっては、ここ数年、あのポジションでは間違いなくブンデスリーガでベストの部類に入るね」

そしてインタビュアーは、遠藤に対して「彼は効率的なパスの出し手なのか、それとも汚れ仕事が得意なのか?」という部分に疑問を持っていたようだ。同質問にはオヘーガン氏は「彼はそれ以上だ」と絶賛。遠藤のスタッツを紹介しながら中盤としての選手像を解説した。

「彼は非常に効率的なパスの出し手であり、中盤の前線に入ってショートパスを出すことに非常に長けている。パスの幅は広くないが、ボールを手放すことはほとんどなく、昨シーズンのパス成功率は80%近くだったと思うよ。あまりボールを保持せず、ポゼッションも高くないチームにおいて、この数字は悪くないだろう」

最後に「彼はリヴァプールに合っているのだろうか?」という質問に対しては「彼はリヴァプールにとって、すべての条件を満たす選手だと思う」と保証。現地ドイツで遠藤を見続けたオヘーガン氏は、遠藤は活躍出来ると明言しつつ、期待を込めてのエールも送っている。

「ドイツではここ3、4年、彼はとても勤勉にハードワークし、効率的で効果的な6番として知られている。リヴァプールがそのポジションで必要とするすべてのツールを、彼は持っていると思うんだ」

「彼は毎週先発する選手ではないかもしれないし、クロップが選ぶ選手かもしれない。遠藤が合う試合もあれば、合わない試合もあるだろう」

「彼という選手と彼が持っているものという点では、リヴァプールの道具箱の中に入れておくととても便利なツールだ。短期的、中期的でもプレミアリーグに入ってきて、何の問題もなくフィットする選手だと思う」

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