リヴァプールが、遠藤航の横断幕を没収されたサポーターに謝罪をしたようだ。
29日に行われたプレミアリーグ第10節でリヴァプールはノッティンガム・フォレストと対戦(3-0で勝利。遠藤は80分から出場)。同試合前、ちょっとした騒動が現地で起こっていた。
『Handmade Banners』というリヴァプールファンが、『X(旧Twitter)』にて遠藤の横断幕が没収されたと主張。白地の背景に"WATARU ENDO"と書かれ、"O"の部分を日の丸にデザインしたものだった。しかし、この横断幕がFA(フットボール・アソシエーション)が禁止する「国家主義的な旗の掲出」に該当するとして、キックオフ前にスチュワードによって取り上げられていたのだ。
プレミアリーグは現在、国際的な問題となっているガザ紛争によって、掲揚物に対する敏感さは高まっているとのこと。リヴァプールもプレミアリーグの勧告に従い、サポーターへホームスタジアムであるアンフィールドを訪れる際、イスラエルまたはパレスチナの旗を見せないよう声明でも求めていた。
「アンフィールドの長年の国旗ポリシーに加え、安全およびセキュリティの専門家との協議の結果、当面の間、イスラエルおよびパレスチナの国旗をサッカーの試合で掲げることは許可されるべきではないと判断しました」
『THIS IS ANFIELD』によると、今回の一件はクラブ側の誤解から生じたもので、クラブの旗やバナーのポリシーに違反したわけではないと判断されたとのこと。最近の国際情勢からセンシティブとなっていた状況によって、何が「国家主義的」なのかという認識がクラブで統一出来ず、日本国旗を連想させる横断幕にも一部スタッフが執拗な注意を向けてしまった模様だ。
同メディアは、今回のリヴァプールからの謝罪により次のホームゲームとなる21日のブレントフォード戦で横断幕が戻され、使用が許されるはずだと主張している。
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