リヴァプールMF遠藤航の今後について、地元メディア『リヴァプール・エコー』が分析している。
昨季限りでユルゲン・クロップ前監督が退任、新たにアルネ・スロット新監督を迎えたリヴァプール。EURO2024やコパ・アメリカに出場した選手の合流はまだのようだが、すでに新体制でプレシーズンをスタートしており、20日は最初の親善試合(vsプレストン:0-1)を戦っている。
遠藤はこの試合でベンチスタートとなり、33分から途中出場で75分までプレーしていた。そして『リヴァプール・エコー』は、「これはウォームアップゲームに過ぎない」としつつも、アレクシス・マクアリスター合流前の試合で守備的MFポジションの先発から外れたことを指摘した。
「この試合のスタメンは、スロットが現在起用できる選手の中で間違いなくファーストチョイス候補で構成されていた。そのため、遠藤が先発しなかったのは興味深い。代わりにカーティス・ジョーンズが6番として先発している。これをそのまま受け取ると、スロットが中盤深い位置でプレーする選手に何を求めているか、早くからその兆候が明らかとなった」
「昨季のリヴァプールは、状況によって6番のポジションの選手を確立できなかった。プレミアリーグでは遠藤が20試合、マクアリスターが17試合そのポジションでプレーしている。マクアリスターに関しては、遠藤の存在でより前でプレーできるようになって改善されたことは疑いようがない。守備的にも向上した。だが、マクアリスターは遠藤よりも技術的に優れている。スロットが進みたい方向性はそうである可能性が高い」
一方で、「だが遠藤はリヴァプールでの困難なスタートを乗り越え、プレミアリーグで十分に実力を発揮できることを証明した。そして彼が自身のポジションを獲得すべきと語ったことは、ポジションを争う準備ができていることを示している」と評価。そして、以下のように締めくくっている。
「スロット、そしてリクルートチームが今後数週間でMFをどのポジションで起用していくのか、リヴァプールのサポーター、さらに遠藤にとって大きな関心を集めることだろう」


