リヴァプール地元メディア『リヴァプール・エコー』は、日本代表MF遠藤航の適応について分析している。
夏の移籍市場終盤にリヴァプール移籍が決定した遠藤。合流後すぐさまデビューを飾ったが、ここまでプレミアリーグでは先発1試合のみと慎重な起用が続いていた。それでもカップ戦を中心に出場時間を伸ばし、リーグカップでは初アシストもマーク。徐々に存在感を高めている。そして8日のプレミアリーグ第8節ブライトン戦では、現地各メディアが先発を予想していた。
しかしユルゲン・クロップ監督は、遠藤が入ると予想されたポジションにアレクシス・マクアリスターを起用。日本代表MFは90分間をベンチで見守っている。なお、試合は2-2のドロー決着となった。
そして『リヴァプール・エコー』は、「マクアリスターが好むポジションはホールディングMFではない」とし、最初の失点の場面など対応の甘さを指摘。そしてもう1つ前のポジションでプレーすべきだと分析している。その上で、「ミッドウィークのカップ戦で遠藤が中盤の一員として調子を上げている中で、ブライトン戦で1分も出番を与えられなかったことは注目に値する」と、遠藤の状況について見解を綴っている。
「遠藤の適応は、5年前のファビーニョ同様、おそらくクロップも予想していたよりも時間がかかっている」
「さらにステファン・バイチェティッチとチアゴが負傷、カーティス・ジョーンズが出場停止となっていることで、今回のようなビッグマッチで現時点ではマクアリスターを6番として起用し続ける以外に選択肢がない」
リヴァプールはインターナショナルウィーク明けの21日、第9節でエヴァートンとのダービーに挑む。遠藤は日本代表としての活動を終えた後の大一番で、起用されるのだろうか。




