遠藤航がリヴァプールに移籍した経緯について語っている。
18日にシュトゥットガルトからリヴァプール移籍が発表された遠藤。翌日の19日にはプレミアリーグ第2節 ボーンマス戦で即座にベンチ入りし、58分にアレクシス・マクアリスターが一発退場になると、直後に途中出場してデビュー。チームの3-1と勝利に貢献していた。
『The Athletic』の取材に応じた遠藤は「ここでプレーできたことは素晴らしかった。素晴らしい気分、素晴らしい雰囲気、ウォームアップをして、ファンが僕の名前を呼ぶのを聞いた。アンフィールドでプレーできて本当に幸せだ」と、デビュー戦を振り返っている。
「監督からは、ブンデスリーガでやっていたようなプレーをするように言われた。フィジカル的には、ブンデスリーガよりも難しかった。プレミアリーグのチームにはとても強い選手がいるからね」
「テンポも速い。例えば、ここではもっとワンタッチフットボールをしなければならないんだ。マインドセットを変えて、ここでの6番としてのプレーに適応する必要があるね」
「ハードワークを続ける必要がある。もっとうまくやるには時間が必要だし、フィジカルの強さにも適応しなければならないよ」
17日に移籍の噂が報じられてからデビュー至るまでわずか4日。怒涛の1週間となった遠藤は、移籍の経緯を説明。代理人からの電話で生活が一転したという。リヴァプールが遠藤を欲しがっていることを本人が知ったのも「ほんの3、4日前」だったようだ。
「あっという間だったよ。代理人から電話があって、すぐに決めなければならなかった。プレミアリーグでプレーするのが僕の夢だったから、ノーとは言えなかった。プレミアリーグのトップチームでプレーしたいって、いつも代理人に言っていたからね」
「正直なところ、リヴァプールが中盤の選手を欲しがり、6番を欲しがっているというニュースを追っていたんだ。だから、カイセドがリヴァプールに行ったと思ったよ!(笑)でも、彼がチェルシーに行ったと聞いたときは、『もしかしたら』と思った」
「ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョが移籍したから、経験豊富な中盤の選手が必要なのかなと感じていたんだ。チャンスがあるかもしれないと思った」
遠藤は、2022年までリヴァプールでプレーしていた現モナコFW南野拓実やアーセナルでプレーする冨安健洋とも今回の移籍にあたり「昨日、タキ(南野)とはチームの状態について話したんだ。冨安ともプレミアリーグがどうなっているかとか、そういうことを話したよ」と明かしている。
「トップクラブが若いタレントを欲しがっているのは理解しているけど、『リヴァプールに移籍できるチャンスはこれしかない』と自分に言い聞かせていたんだ。チャンスをもらったから、それを掴み取るつもりだよ」


