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フランクフルト、遠藤航の獲得を検討か…日本代表主将を加える条件は?独紙が分析

リヴァプールの日本代表MF遠藤航に対し、フランクフルトが夏の獲得を検討しているようだ。

ドイツ紙『ビルト』によると、昨夏にドイツ代表MFパスカル・グロス(ドルトムント)の獲得を逃したフランクフルトは、依然として経験豊富な中盤選手の補強を目指しているとのこと。そして同クラブは、チーム内で序列が低下しているマフムード・ダフードに代わる選手として、現在32歳の遠藤を獲得する考えを持っているようだ。ヒューゴ・ラーションとオスカー・ホイルンドという20歳の将来有望なMF2人に対し、29歳のエリェス・スキリとともに、バランスをもたらす役割を託す狙いと見られている。

一方で同紙は、現在ブンデスリーガ4位につけるフランクフルトが今夏に遠藤の獲得に動く条件として、来季のチャンピオンズリーグ出場権の獲得が必須と指摘。その場合、日本代表MFの獲得に向けた資金調達が可能になると予想している。ただし、遠藤自身は現在の給与に比べて、大幅な減収も受け入れなければならないという。

遠藤は2023年夏、4年間在籍していたシュトゥットガルトからリヴァプールへ移籍。ユルゲン・クロップ前監督が率いていた初年度は公式戦44試合に出場、プレミアリーグも20試合で先発し、リーグカップ制覇にも貢献していた。しかし昨夏に就任したアルネ・スロット監督の下では、そのプロフェッショナルな姿勢は絶賛されているものの、リーグ戦での先発がないなど出場機会が限定的なものとなっている。

なお、フランクフルトは2022年10月から浦和レッズとパートナーシップを締結。昨シーズン限りで現役引退し、現在セカンドチームでアシスタントコーチを務める元日本代表キャプテンの長谷部誠氏が活躍している。そして今夏、再び浦和から世界に羽ばたいていった日本代表キャプテンが加わることになるのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。

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