Manchester City FC v West Ham United FC - Premier LeagueGetty Images Sport

SNSの強烈な批判や不倫報道も…ウォーカーがマン・C退団を希望する理由とは?番記者が分析

マンチェスター・シティ退団希望が明らかとなったDFカイル・ウォーカーについて、『The Athletic』の番記者が分析している。

2017年に加入して以降は公式戦319試合に出場、6度のプレミアリーグ制覇やチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献してきたウォーカー。現在はキャプテンも務める34歳DFだが、今季はチームの不調もあって大きくパフォーマンスを落としていることが指摘されており、公式戦18試合に出場するものの厳しい批判に晒されていた。

そして11日、ジョゼップ・グアルディオラ監督が会見で「『海外でプレーする選択肢を探したい』と伝えてきた」と移籍希望を明言。ミランとの接触も伝えられており、1月に退団する可能性が高まっている。

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そんなウォーカーについて、『The Athletic』でマンチェスター・Cの番記者を務めるサム・リー氏が分析。選手関係者への取材を元に、以下のように分析した。

「彼にとって今季は非常に厳しい。調子の落ち込みは憂慮すべきものであり、ネット上で激しい批判にさらされてきた。先月には人種差別的な中傷も受けており、本人も『受け入れられない』と声を上げた。彼の関係者の間では、退団希望はそうしたネット上での中傷を見たことも原因の1つだと指摘されている」

なおウォーカーは昨年1月、『The Sun』のインタビューで妻子がある状況で不倫を繰り返していたことを告白し、さらに2人の隠し子がいた事も発覚。その後は何度もアニー・キルナー夫人との関係が何度も取り沙汰されていた。リー氏は「彼は個人的な問題も抱えており、メディアの報道を逃れるためにプレミアリーグを去りたいと前々から話していた」とし、かねてより国外への移籍を希望していたことも指摘している。

そしてマンチェスター・Cのスタンスとして「契約は18カ月残っており、ミランなどの獲得を狙うクラブと詳細を詰める必要がある。だが、シティは彼の要求を受け入れ、今月中に放出する用意がある」と伝えた。

「残念ながら、ウォーカーが去る時が来た。長年の貢献、17のタイトル獲得に欠かせない存在だった。もっと良い状況で去って当然だろう。傷ついたままシーズン中に去るよりも、困難なシーズンが落ち着いた夏にその貢献を振り返るほうが楽だったはずだ。もし彼が離れることになれば、スカッド層の面でシティも悩まされる。シーズン中に選手を失うことはプランになかったからだ」

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