マンチェスター・シティが、アーセナルのコーチと"一触即発"の状態となっていた。
8日のプレミアリーグ第8節でアーセナルと対戦したマンチェスター・シティ。試合はスコアレスで迎えた86分に冨安の落としをカイ・ハヴァーツがつなぎ、ガブリエウ・マルティネッリが決勝ゴール。アーセナルがマンチェスター・Cを下して連勝&無敗キープ。ジョゼップ・グアルディオラ監督にとっては、2018年12月以来となるプレミアリーグ連敗を喫し、アーセナルはトッテナムと勝ち点で並んで首位に立っている。
この試合の終了後に事件が勃発。『Sky Sports』のカメラが捉えたところによると、ピッチサイドに立っていたアーセナルのセットプレーコーチを務めるニコラス・ジョバーが、トンネルに向かっていたカイル・ウォーカーに握手を求めに行くと、同選手が手を振りあげて拒否。ジョバーコーチはウォーカーに何か言葉を投げかけると、ウォーカーは激怒して振り返り一触即発の状態に。この衝突にアーリング・ハーランドまで加わって揉み合いが始まった。
両クラブのスタッフが入り乱れるようにして仲裁に入るも、3者ともに離れても口論を続けるほどにまでヒートアップ。そのままトンネルへと向かっていった。ジョバーコーチは、2021年までマンチェスター・Cでコーチを務めていたため、ウォーカーとはかつて同じチームで過ごしている。
試合後、グアルディオラ監督が記者会見で同件について問われると「何が起こったかは知っている」と主張。笑みを浮かべて「ただ、何も言いたくない。彼ら(アーセナル)は知っている」と言及するに留めた。
『Sky Sports』の解説を務めるギャリー・ネビル氏は、この出来事について「サッカー選手は練習場でのセットプレーを好まない。ましてや、相手のセットプレーのコーチがやりあうなんてね」とジョークを飛ばして反応した。
元アーセナルのテオ・ウォルコット氏は「我々はいつもマン・シティが非常にプロフェッショナルで、状況に応じて反応することはないと見ているけど、彼(ジョバーコーチ)は間違いなく逆鱗に触れた」と、自身の見解を語っている。




