30日に来日した元スペイン代表MFシャビ・アロンソが、囲み取材に応じてロシア・ワールドカップの展望を語った。
アロンソは『アディダスフットボール』のイベントに伴い来日。スペイン代表としてワールドカップやユーロといったビッグタイトル獲得経験のあるアロンソは、6月に控えるロシア・ワールドカップをどう見ているのだろうか。「優勝を予想するのは難しい」としつつ、こう語ってくれた。
「優勝候補はドイツ、ブラジル、フランス、スペイン、アルゼンチン。あとはサプライズが出てくるんじゃないかなと思う」
また、母国スペインが優勝するために何が必要と考えるか明かしてくれた。
「色々な要素が必要だが、いい選手を揃えなければならない。その点でスペインはできている。あとは自信やメンタリティの問題で、メンタル的な準備ができていなければならない。それもできていると信じているけどね。あとは運の助けも必要。すべて自分でコントロールできるという状況でないときに、どっちに転がるかという運に助けられると優勝は近くなる」
では、日本代表はワールドカップでどこまで進むとアロンソは予想しているのだろうか。過去の経験から、決して低くない評価を日本代表につけていることがうかがえた。
「見ていると、日本は対戦相手にとって難しいチーム。組織的で、ダイナミックでエネルギーもある。ただ、そういったことは大事だけど、ときには勇気を出してオフェンシブになれば、可能性は無限じゃないかな。グループリーグ突破はできると思っているよ」
香川真司や乾貴士の名前を出し、高く評価していることも明かしたアロンソ。元世界的名手の“予想”が的中することを願うばかりだ。
