9日から開幕するEAFF E-1サッカー選手権2017を前に、出場各国の監督が会見に臨んだ。中国代表のマルチェロ・リッピ監督は、今大会を「実験的なもの」と位置づけている。
昨年の10月に中国代表の指揮官に就任したリッピ監督。ワールドカップ・アジア最終予選で1分3敗と最下位に沈んでいたチームを立て直し、韓国代表にも1-0で勝利するなど、3勝2分1敗の好成績を収めた。本大会出場はならなかったが、2006年に母国をW杯優勝に導いたイタリア人指揮官は、見事な手腕を発揮している。
今大会は「実験的なもの」と位置づけたリッピ監督は、結果よりも若手選手の成長を重視すると話している。
「今大会は私たちにとって実験的なものです。新しい選手が加わっているので、それらの選手を観察することが重要です。結果も重要ではありますが、現状をしっかり判断して、実験的に状況を見守っていきたいと考えています」
「結果が出なくても、言い訳するつもりはありません。我々もベストを尽くして戦っていくつもりです。我々のチームは19~20歳の選手が中心になっています。試験的な状況であり、それが選手の成長につながっていくと思います。選手たちのメンタル面やチーム自体の力、そして選手自身の力が成長していくことを期待しています」
