今冬の移籍市場でアーセナルからチェルシーに移籍したフランス代表FWオリヴィエ・ジルー。同選手について、アーセン・ヴェンゲル監督が移籍を容認した経緯を述べている。
チェルシーのベルギー代表FWミヒー・バチュアイはドルトムントへ、ドルトムントのガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンがアーセナルに移籍したこともあり、ジルーも含めて3チーム間で玉突き移籍する運びとなった。
イギリス『BBC』はヴェンゲル監督の次のようなコメントを紹介している。「本来、オリヴィエをライバルに譲るようなことは考えられないことだ。だが、彼はロンドンを離れることが難しいという事情もあったからね」
続けて「オリヴィエはチームの中でも信頼を集める存在だった。しかし、彼は出場機会を求めていて『ワールドカップに出るためにはどうしても出場機会が必要』と語った。だから彼のドアを開けたんだ」と発言。ジルーからの退団直訴に理解を示し、移籍を容認したと語っている。
ジルーは今シーズン、リーグ戦16試合に出場。だが、その中でスタメン出場は1試合のみで、15試合は途中出場での起用となっていた。
チェルシーのスペイン代表FWアルバロ・モラタが現在負傷離脱していることもあり、ジルーは新天地で即戦力としての働きが求められている状況だ。果たして同選手はチェルシーで輝きを見せ、フランス代表としてロシアW杯のメンバーに選出されるのか。リーグ後半戦での活躍に注目が集まるところだ。




