若きブラジル代表FWが、重傷の悲劇に見舞われてしまった。
18歳にしてブラジルのアトレチコ・パラナエンセで活躍するヴィトール・ロケ。ブラジルの英雄ロナウド氏とプレースタイルが似ていることからも“ニュー・ロナウド”と評価される同選手は、3月のインターナショナルブレイクでブラジル代表デビューを果たすなど注目を集めており、今夏のヨーロッパ上陸が予想されていた。そして、手中に収めたのはバルセロナ。7月にロケを獲得したことを発表している。
2024年夏に合流予定となっている同選手だったが、ブラジルでアクシデントに巻き込まれることに。22日に行われたインテルナシオナルとの一戦で、試合開始わずか7分にDFニコラス・エルナンデスの強烈なタックルを受ける。倒れた際に右足首に全体重が乗ってしまい、あらぬ方向に曲がってしまうという状態に。ロケは涙を流して激しく痛がった様子を見せ、担架でピッチを後にすることとなった。
『ESPN』によると、ロケは右足首の靭帯を断裂しており、今後の検査で手術が必要かどうかが判明するという。少なくとも3カ月の離脱が予想され、ブラジルは12月にリーグが終了するため、インテルナシオナル戦がアトレチコ・パラナエンセでの最後の試合となったかもしれないと指摘されている。
バルセロナのチャビ・エルナンデス監督も、ロケの負傷状況について「クラブと選手とは連絡を取り合っている」と明かし「プルーナ医師とも継続的に連絡を取っており、彼の容態がどうなっているか知るのを待っている」と言及。心配の様子を見せた。


